12 月8 日(木)に香港で行われたCineAsia。世界中の興行関係者が一同に集まるこのイベントで、2012 年秋に日本公開が予定されている『009 RE:CYBORG』のアジア同時公開が発表された。
日本が世界にほこる石ノ森章太郎氏原作の「サイボーグ009」を『東のエデン』『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの神山健治監督が、日本最高峰の3DCGI 技術によって現代を舞台に蘇らせる『009 RE:CYBORG』。
製作発表直後から米・Variety にて速報が流れるなど世界的にも注目が集まっていた本作だったが、日本のアニメーションが日本国内の公開を待たずして、海外での公開が決まるという異例の状況に、大きな注目が集まっている。
今回、公開が決まった国は香港や台湾、シンガポール、マレーシア、韓国、など5 ヶ国で、今後も続々と決定してゆく見込みだ。2012 年の秋の公開にむけて、これからも『009 RE:CYBORG』から目が離せない。

プロデューサー 石井朋彦氏(Production I.G)からのコメント
『009 RE:CYBORG』は、2012 年秋公開を目指して、神山健治監督の下、スタッフ一丸となって制作を進めております。
そんな中、香港からもたらされた、アジア同時公開の報は、現場に、驚きと喜びを持って迎えられました。ひとえに、関係者の皆様、そして応援して下さっている日本のファンの皆様の声が、アジアの興行関係者の皆様に届いた結果と、深く感謝しております。
日本で生まれ、日本人に愛され、そしてこの日本で新たに生まれ変わろうとしている「サイボーグ009」が、アジアで同時公開されるという報は、何よりも嬉しいことです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa