Re;build
 —生き還る建物と心—
人も建物も生きている。これは”再生”へのメッセージ

東日本大震災のあと、何か私たちにも出来ることがあるのでは、と感じ、そんな思いから、「希望と再生」をテーマに映画の上映会を企画いたしました。「Re;build」とは再建する、建て直す、(希望、自信を)取り戻すという意味であり、再生する建物の姿を描いた4つのドキュメンタリー作品を通して、人も再び立ちあがれるのだという希望を伝えたいという、私たちの思いが込められています。

日時:2011年11月23日(祝)11:00〜18:20
会場:シネマート六本木(六本木駅より徒歩2分 東京都港区六本木3−8−15)
前売り券:Aプログラム(①+②)1000円/Bプログラム(③+④)1000円
当日券:Aプログラム(①+②)1200円/Bプログラム(③+④)1200円/セット券2000円
トークショー:「死なない子供、荒川修作」山岡 信貴監督×建築家・五十嵐 太郎さん

上映作品

プログラムA①『 軍艦島1975 -模型の国- 』

エネルギーが石炭から石油へ移行する転換期に。未来を見通すことが出来なかった日本。
その象徴である軍艦島の姿は、この原発事故を予測出来なかった我々への教訓である。
監督・演出:今村秀夫
時間:25分
企画・制作:無援舎 

プログラムA②『 死なない子供、荒川修作 』

荒川修作が導き出した「人間は死なない」という哲学。
命を賭して運命に挑み続けた建築家の姿から、運命を反転させる力、不可能を可能にする力を学ぶ。

監督:山岡信貴 
ナレーション:浅野忠信 
時間:80分
配給:アルゴ・ピクチャーズ
荒川修作 オフィシャルサイト
http://www.architectural-body.com/mitaka/index.html

プログラムB①『 ジョルジュ・ルース 廃墟から光へ 』

阪神大震災ごの廃墟で作品の制作をおこなった、あるアーティストの記録。
遠近法を逆説的に用い、だまし絵のように新たな空間を出現させる彼の作品は、死んだ建物に命を吹き込む。
監督・編集:岸本 康
時間:28分
プロダクション:ウーファー・アート・ドキュメンタリー

プログラムB②『 蜃気楼劇場 』 出演:維新派

劇場の建設から公演後の解体までを自らの手でおこなう劇団・維新派。
存在の不在は喪失ではなく、「いつか」「どこか」に幻のように立ち現れる劇場はある種の不変性を獲得している

監督:杉本信昭 
時間:111分
配給:スタンス・カンパニー

公式サイト
http://rebuild2011.jimdo.com/

執筆者

Yasuhiro Togawa