この度、12月10日よりSF映画『惑星戦記ナイデ二オン』が公開される運びとなりました。

製作期間15年、大迫力のスペース・オペラ超大作!!
男たちの情熱が、この映画を作り上げた!

◆始まりは1人だった…
1996年、独・パナセンサー社で数々の映画の特殊効果に携わっていたジャック・モイクは、『スターウォーズ』や『ブレードランナー』『エイリアン』などへのオマージュとなる作品を作りたいと思い立つ。自力で制作を始めた彼のもとに、やがて評判を聞きつけた多くのアマチュアスタッフが有志として集まった。

超高精密ミニチュア×VFXの融合で描く、誰も見たことがない圧巻の映像!

◆ミニチュアだけが出せるリアリティ!
ミニチュア制作チームが数年をかけて作った多くの模型はドイツ・マールブルクの古いホール内で作られ、宇宙船のキャビンや操縦席、通路など、実写で使われる多くのセットも、ここで同様に制作から撮影までが行われた。中でも格納庫や建物、離着陸場などを擁する巨大渓谷のミニチュアは大作中の大作であり、その制作は模型職人にとって大きな憧れとも言えるものだった。

◆最新のVFXとの融合!
ほとんどの役者たちがプロではなく、制作スタッフの多くも端役で出演した実写撮影は、ソニーVX9000を使用し順調に進む一方で、大量のグリーンバックや模型撮影は難航した(予算のため、クレーンとドリーはスタッフ自作の物を使用)。必要な合成処理とVFXは自力では不可能と判断、2003年ジャックは制作をマグナマナ社へ持ち込む。同社のスタッフはジャックらの熱意に共感し、勤務時間外に撮影、VFX作業を続けた。さらに数年後フリーのプロデューサー、C・アーンホールドが資金を調達、仕上げにこぎ着け、2010年、15年にわたる多くのスタッフの苦労が実り、遂にこの壮大なるスペースオペラが完成したのだ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa