塚本晋也監督最新作『KOTOKO』が、第15回オスロ国際映画祭(2011年11月16日 – 11月26日/ノルウェー/http://www.oslofilmfestival.com/en#1751)、第15回タリン・ブラック・ナイト映画祭(2011年11月16日 – 11月30日/エストニア/http://2011.poff.ee/eng/films/programmid.c/official-competition-eurasia)ユーラシア・コンペティション部門で正式上映されているのでお知らせします。
オスロ国際映画祭は1991年からスタート。この映画祭では、北米のインディーズ系作品、カンヌ映画祭やベネチア映画祭で上映されたヨーロッパやアジアの作品といった、現地では見ることが困難だが、見ておくべき映画を中心に、ノンコンペで、部門を設けずに、映画を自由に楽しむことができる。これまでにも塚本作品を上映し、紹介してきた実績をもつ。
タリン・ブラック・ナイト映画祭の歴史は1997年と比較的新しいが、カンヌ映画祭やベネチア映画祭で紹介された作品が軒並み上映される。こちらは様々な部門があるが、メインはアジアとヨーロッパの作品が競うユーラシア・コンペ(Eurasia)。日本映画は本作『KOTOKO』のみ、今年のカンヌ映画祭で注目を浴びた『少年は残酷な弓を射る/We Need To Talk About Kevin』などが18作品が正式上映される。その他にも、バルチック領域で製作された映画、学生映画、北米インディーズ映画などそれぞれコンペ部門がある。
第12回東京フィルメックス(2011/11/19-11/27、http://filmex.net/2011/)の特別招待作品正式上映(11/26土 15:40-有楽町朝日ホール)のチケットは、11月3日の一般発売と同時に完売となったそうです。

『KOTOKO』正式上映海外映画祭は下記の通り。
■第68回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門・コンペ/イタリア【最高賞受賞】9月
■第36回トロント国際映画祭VISON部門/カナダ9月
■第16回釜山国際映画祭アジア映画の窓部門/韓国10月
■第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭NEW VISION部門/スペイン10月
■第40回ニューシネマ映画祭・モントリオールTEMPO部門/カナダ10月
■第12回東京フィルメックス特別招待作品/日本11月
■第21回オスロ国際映画祭/ノルウェー11月
■第15回タリン・ブラック・ナイト映画祭ユーラシア部門・メインコンペ/エストニア11月

『KOTOKO』は、けんめいに生きようともがくひとりの女性を描いた人間ドラマ。主演:Cocco。共演:塚本晋也。監
督:塚本晋也。製作:海獣シアター。配給:マコトヤ。
2012年春、テアトル新宿、シネ・リーブル梅田、名古屋シネマスコーレ他にて。

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執筆者

Yasuhiro Togawa