国内外で高く評価されるスタッフ陣が集結し、七年の歳月をかけて手がけた長編アニメーション作品『ももへの手紙』声優キャストを解禁!

主人公・もも役には、話題のドラマから映画まで数多く出演する若手実力派の美山加恋(みやま・かれん)。父への想いを抱えたまま東京から移り住んだ瀬戸内で数々の不思議な出会いを経験し、成長を魅せる。ももの母親・いく子役には、NHKドラマからバラエティまで、さまざまな表情を持つ優香。着丈に振舞う母親を演じる。そしてももが瀬戸内の島で出会う妖怪“見守り組”のリーダー格・イワ役には表情豊かな演技に定評のあるベテラン俳優西田敏行。ももの成長を見守る愛されキャラを演じる。

『ももへの手紙』は、初監督作品の『人狼JIN-ROH』がベルリン国際映画祭に出品されるなど国内外で高く評価されている“鬼才”沖浦啓之監督が7年もの歳月をかけて完成させた待望の新作。豊かな自然とやさしい人々が生きる、瀬戸内の小さな島で、主人公「もも」に訪れる不思議な日々を描いた、今、一番大切にしたい家族の愛の物語。制作には、クエンティン・タランティーノ、ウォシャウスキー兄弟など、海外にもファンが多いプロダクションI.G。さらに『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『AKIRA』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』など、日本が世界に誇るアニメーション作品を手がけてきた最高のスタッフが集結。主題歌には、原由子の書き下ろしによる楽曲により、作品のもつあたたかいメッセージに彩りを加えている。
まさに世界屈指のクリエーターが最高級の品質、そして壮大なスケールで贈る本作品を紡ぐキャラクター達に、豪華キャストが想いをこめて丁寧に命を吹き込みました。

声優キャストコメント

◆主人公・もも役美山加恋さん◆
ももは都会から小さな島にやってきて、なかなか馴染めず人見知りな女の子ですが、実は面白くて元気な女の子です。妖怪たちが出てくるような作品は今回が初めてで、ももという重要な役柄で、不安と緊張もありましたが、何より楽しみで嬉しかったです画の表情に合わせて感情を作ったり息遣いひとつでも変化をつけるのが大変声優キャストコメント2/2
。、でもあり、それぞれの場面で違いがあって楽しかったです。私ももものように、自分の感情を言葉にするのが難しく、伝えたいことを伝えられないところもありましたが、ももを見ていてきちんとそれを伝えられるようになりたいと思いました。見守り組との楽しいやりとりも見所ですが、お母さんのピンチに立ち向かうももの成長を見ながら何かを感じていただけると嬉しいです。

◆ももの母・いく子役優香さん◆
ももの母親、いく子の声を担当しました。いく子は娘もものために一生懸命がんばる強いお母さんで、見ていてとても気持ちの良い人です。久しぶりの声優のお仕事で、さらに初めての母親役(注:声優としては初となります) だったのでとても緊張しました。
『ももへの手紙』のキャラクターは声がなくても感じられるような表情がとても豊かで繊細です。その雰囲気を壊してはいけないとプレッシャーも感じつつやりました。この作品は、自分の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、温かく、家族の関係がより良くなれるような作品です。映像もキャラクターたちも素晴らしくて見所もたくさんあります。ぜひご家族揃ってご覧ください。

◆ももを見守る妖怪=”見守り組” イワ役西田敏行さん◆
ももを見守る妖怪=見守り組のイワの声を担当しました。イワのルックスが何となく自分に似ているので、親近感を持ちました。かわいげのある、憎めないところも共通点でしょうか(笑)現実にいて欲しい愛すべき妖怪たちです。グッズが出たら買います(笑)
すごい傑作になるだろうと感じながら、参加できている自分を誇らしくも思いましたし、ものをつくることへのピュアさを感じながら声を入れられたことは初めての体験でした。
世界に冠たるアニメ大国といわれている日本には、まだ素晴らしい逸材があります。それが映画『ももへの手紙』だと思います。
ぼくは、いち声優として参加をさせていただきましたが、映画館でも5、6回は観るだろうと思っています。
この映像の素晴らしさ、努力と汗の結晶を、皆様もぜひスクリーンでご覧ください。
「大切なことをちゃんと伝えよう」というテーマを、この作品は、声高にいうのではなく、“そうしようね”って優しく肩に手をかけてくれるように教えてくれる作品です。僕もこれからは、そういうふうにして生きていこうと思っています。

監督・沖浦啓之よりキャスティングについてのコメント

◇もも役・美山加恋さん◇
美山さんのとても自然な演技に惹かれました。
少し内気だけれど物語の中で多くの経験を通し成長するももを、ピュアな感性で演じてくれると思いました。

◇いく子役・優香さん◇
明るい中に品があり、さらに人柄を感じさせるイメージ通りの声でした。
コントなども出演されているため、難しい要求にも応えて頂けるのではと感じていました。

◇イワ役・西田敏行さん◇
暑苦しいおじさんキャラだけどチャミングさが必要でした芝居のリアリティとコメディを両立させるには、西田さん以外に考えられませんでした。

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執筆者

Yasuhiro Togawa