12月3日(土)より、東京のポレポレ東中野にて中国インディペンデント映画祭2011が開催されます。
中国インディペンデント映画祭は2008年8月に第1回を、2009年12月に第2回を開催し、これが第3回となります。
中国の成長に合わせるかのように、映画祭も回を追うごとに進化してきました。
今回は作品数も最多の10本、そしてすべての作品の監督がゲストとして参加する予定です。
中国でのインディペンデント映画を取り巻く状況も少しずつ変化を見せており、これまでのような完全に自己資金で製作するものから、ある程度の出資をうけて製作される作品へと変わってきています。
それも、海外のファンドばかりでなく、中国国内からも資金が集まるようになってきました。
とはいえインディペンデント映画をとりまく中国国内の環境は依然として厳しく、上映する機会が非常に少ないうえ、特に昨年から今年にかけては政府が民間の映画祭を中止させるなど、圧力が高まってもいます。
しかし、こうしたインディペンデント映画だからこそ、激動する現代中国社会で生きている人々の不安感や、庶民の強かさがリアルに描かれています。
特に今回は、地方政府のトップに密着取材した『書記』や、経済発展のための犠牲を強いられる村人を撮った『天から落ちてきた!』、社会の下層と呼ばれる人々のたくましさを描いた『占い師』など、今の中国を象徴するような人々を撮った優れたドキュメンタリーがあつまっています。
また、中国初のインディペンデント長編アニメーション『ピアシングⅠ』など、話題作も多数登場。
商業映画からは知ることのできない、素顔の中国をうかがうことができます。
ますます目が離せない中国インディペンデント映画をどうぞお見逃しなく。

【期間】2011年12月3日(土)〜16日(金)
【会場】ポレポレ東中野(http://www.mmjp.or.jp/pole2/
【公式サイト】http://cifft.net/

【上映作品】
『花嫁』監督:章明(チャン・ミン)
『冬に生まれて』監督:楊瑾(ヤン・ジン)
『歓楽のポエム』監督:趙大勇(チャオ・ダーヨン)
『独身男』監督:〓(赤にオオザト)杰(ハオ・ジエ)
『ピアシングⅠ』監督:劉健(リウ・ジェン)
『天から落ちてきた!』監督:張賛波(チャン・ザンボー)
『恋曲(こいうた)』監督:張賛波(チャン・ザンボー)
『占い師』監督:徐童(シュー・トン)
『ゴーストタウン』監督:趙大勇(チャオ・ダーヨン)
『書記』監督:周浩(チョウ・ハオ)

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa