聴覚に障がいを持った方にも映画を楽しんでいただくために、日本語字幕付きでバリアフリー上映を実施します。

<開催概要>

第12回東京フィルメックス
「聴覚障がい者向け日本語字幕付きバリアフリー上映会」

協力:KAWASAKIしんゆり映画祭

◎日時:2011年11月23日(水・祝)13時 開始
◎会場:東劇(中央区築地4−1−1 東劇ビル3F) Tel; 03-3541-2711
   東京メトロ東銀座駅 6番出口

◎ 作品:『夏の庭 The Friends』(1994年/113分/相米慎二監督)
 http://filmex.net/2011/so11.html
※上映終了後にトークイベントも予定しています
(10分程度、ゲストは後日発表、手話通訳付き)。

当日券 一般1,500円 シニア・学生・小人1,000円
※障害者手帳をお持ちのお客様は、ご本人と付添いの方(2名様まで)が、それぞれ1,000円でご鑑賞いただけます。
チケット売場にて、障害者手帳をご提示ください

なお、この上映では、第5回<「映画」の時間>と題して、親子20組40名様を無料でご招待しております(映画祭公式サイトで参加者募集中、11/9まで)。
http://filmex.net/news/2011/03/post-201.html

また、バリアフリー用の日本語字幕の他に、英語字幕も付いた状態での上映です。
子どもたちも、外国人も、聴覚障がい者の方も、より多くの方に名作を楽しんでいただけるように企画いたしました。

◎作品詳細
『夏の庭 The Friends』(1994年/113分/相米慎二監督)
出演:三國連太郎、戸田菜穂、淡島千景、笑福亭鶴瓶、坂田直樹、王泰貴、牧野憲一、寺田農、柄本明

・物語……サッカー仲間である小学6年生の3人組。その夏、彼らは一人暮らしのおじいさんの見張りを始めた。死ぬところを見るために。おじいさんは、見られることを意識して、逆に元気になっていき、死ぬことを見に行ったはずの彼らは、おじいさんのかけがえのない人生と出会うことになる。
そして、突然の死。少年たちにとっておじいさんは心強い“あの世の知り合い”になったのだった。

・解説……真夏の神戸を舞台に、ワンパクざかりの男の子3人と老人との交流を描くドラマ。課題図書にも指定された、湯本香樹実の同名児童小説(福武書店、新潮文庫・刊)を原作に相米慎二が監督。主演の小6トリオは1万人を超えるオーディションにより選ばれた。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第5位、同読者選出日本映画ベストテン第8位。

執筆者

Yasuhiro Togawa