1991年より多くの映画ファンに親しまれてきた映画祭TAMA CINEMA FORUMは今年、第21回を迎えます。これまで、市民主体で運営する映画祭としては動員数第1位、上映作品数第2位(2008年コミュニティシネマ支援センター調べ)と国内最大級の映画祭に成長してまいりました。

第21回映画祭TAMA CINEMA FORUMは
2011年11月19日(土)から11月27日(日)の8日間(11月21日(月)は休映)の日程で開催し東京都多摩市内4会場に監督・俳優ら多数のゲストを迎えて88作品を上映いたします。

「映画ファンの立場からいち早く活力あふれる<いきのいい>作品・監督・俳優を表彰する」第3回TAMA映画賞「日本映画界に新風を送り込む新しい才能を発見し広く発信する」第12回TAMA NEW WAVEコンペティション日本国内初上映となる作品など、独自の発信にぜひご注目ください。

■注目プログラム1■
11/26(土) パルテノン多摩 小ホール
第3回TAMA映画賞授賞式
国内映画賞のなかで最も早い時期の発表となるTAMA映画賞。
昨年、新設した「最優秀男優・女優賞」で、今年の授賞式も華やかに!

【第3回TAMA映画賞 受賞者一覧】
最優秀作品賞(本年度最も活力溢れる作品の監督・主演のチームに対し表彰)
◇『一枚のハガキ』(新藤兼人監督、スタッフ・キャスト一同) 新藤次郎プロデューサーご登壇決定
◇『奇跡』(是枝裕和監督、スタッフ・キャスト一同) 是枝裕和監督ご登壇決定

特別賞(映画ファンを魅了した事象に対し表彰)
◇故・原田芳雄さん、阪本順治監督はじめ『大鹿村騒動記』スタッフ・キャスト一同
◇岸田繁[くるり](『奇跡』『まほろ駅前多田便利軒』)

最優秀男優賞(本年度最も心に残った男優を表彰)
◇光石研(『あぜ道のダンディ』『毎日かあさん』『太平洋の奇跡』など) ご登壇決定

最優秀女優賞(本年度最も心に残った女優を表彰)
◇永作博美(『八日目の蝉』『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』) ご登壇決定
◇小西真奈美(『東京公園』『行きずりの街』) ご登壇決定

最優秀新進監督賞(本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰)
◇深田晃司監督(『歓待』) ご登壇決定
◇前田弘二監督(『婚前特急』) ご登壇決定

最優秀新進男優賞(本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰)
◇古舘寛治(『歓待』『マイ・バック・ページ』) ご登壇決定
◇染谷将太(『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『東京公園』『あぜ道のダンディ』) ご登壇決定

最優秀新進女優賞(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)
◇井上真央(『八日目の蝉』『太平洋の奇跡』) ビデオメッセージでご参加
◇二階堂ふみ(『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』) ご登壇決定

■注目プログラム2■
11/20(日) ヴィータホール
第12回TAMA NEW WAVE —骨のある人求む!来たれ!本格派映像作家!—
コンペティション ノミネート7作品一挙上映&グランプリ発表!

当日の映画祭実行委員、一般審査員の投票・審査によりグランプリ決定!
ゲストコメンテーター山崎裕監督とノミネート監督のトークにも注目!!

【第12回TAMA NEW WAVEノミネート作品(コンペティション上映順)】
『アイネクライネ・ナハトムジーク』(平波亘監督)
『めぐり来て待たず』(河野ジベ太監督)
『想いは壁を通り抜けて、好きな人に逢いに行く』(頃安祐良監督)
『春夏秋冬くるぐる』(日原進太郎監督)
『キユミの詩集 サユルの刺繍』(杉田愉監督)
『私の悲しみ』(堀内博志監督)
『チョッキン堪忍袋』(天野千尋監督)

■注目プログラム3■
11/20(日) パルテノン多摩 小ホール
「3・11」と向き合う監督たち −仙台と、ならからの発信

震災後、仙台短編映画祭の呼びかけに応えた41人の作り手が自身と対峙したそれぞれの『明日』と仙台の呼びかけを受け、なら国際映画祭の河瀬直美監督が国内外に呼びかけ寄せられた21人の作家による『A Sense of Home』の同時上映が、多摩で実現!

ゲスト:冨永昌敬監督、山?都世子監督、今泉力哉監督
Skypeによる参加:河瀬直美監督

■注目プログラム4■
11/20(日)ベルブホール
世界の教室から 『ワールドピースゲームと小学4年生』 日本初上映作品!

アメリカ・バージニア州の公立小学校で行われている「ワールドピースゲーム」。
ゲームを通して世界のしくみを垣間見た生徒たちは「町内の子ども」から「世界の住民」へと成長していく。
昨年に続く、TAMA映画フォーラム実行委員によるオリジナル字幕企画第2弾!

■注目プログラム5■
11/26(土) ベルブホール
俳優・光石研の軌跡
—デビュー作『博多っ子純情』〜33年ぶり主演『あぜ道のダンディ』へ—
デビュー作以来33年ぶりに主演映画が公開されたことを記念して
140作を超える出演映画の中からデビュー作と最新作を同時上映します。
ゲストはもちろん、光石研!

■注目プログラム6■
11/27(日) ベルブホール
追悼:カメラマン・安藤庄平の仕事—『泥の河』上映—
約40年にわたり、映画カメラマンとして第一線でご活躍されてきた安藤氏が本年永眠なされました。
『泥の河』の小栗康平監督をゲストに、安藤氏との思い出を語っていただき、氏を偲びます。

■注目プログラム7■
11/19(土) パルテノン多摩 小ホール
原田芳雄は銀幕で生きている!

その他プログラム全体につきましては公式HPをご覧ください。
http://www.tamaeiga.org/2011

執筆者

Yasuhiro Togawa