“外事警察”。そんな聞き慣れない警察が日本に存在する。 彼らは日本における対国際テロ捜査の精鋭部隊であり、国家機密に関わるその活動は徹底的に秘匿され、これまで表舞台で取り沙汰されることはほとんどなかった。
しかしこのたび、「ハゲタカ」のスタッフがそのベールに包まれた“裏の警察”にメスを入れるべく、 麻生幾の同名小説「外事警察」を原案として、関係者らへ膨大な取材を敢行。 延べ1年半もの月日を費やし、映画版オリジナル脚本を完成させた。

日本に“裏”と呼ばれる警察が実在する。
日本における対国際テロ捜査の精鋭部隊、公安部外事課。
彼らの行動は徹底的に秘匿され決して表に出ることはない。

“スパイ天国”日本。 そう揶揄される日本で、外国人によるスパイ活動やテロなど、日本の安全を脅かす非合法活動を
未然に防ぐことを目的とする“外事警察”。 日本のCIAとも呼ばれ、各国の諜報機関とテロリストに関する不穏な情報を密に交換し、 国家治安維持のために日々厳戒体制を敷いている。

外事警察が扱う情報は国家機密であり、その情報の流出は直ちに国益の損失に繋がる危険性が高い。
そのため彼ら捜査員の諜報活動は徹底的に秘匿され、家族にすら身分を明かすことが許されない。
彼らは、国家の安全・国益を守るためなら手段を選ばず、秘聴・秘撮・追尾・潜入・偽変といった捜査まで行う。

また捜査ターゲットに近い民間人を〈協力者=スパイ〉として〈獲得〉・〈運営〉し、捜査員が接触でき
ないターゲットも協力者を使って大胆不敵に情報を得る。 警視庁公安部外事課だけでも300人以上の捜査員がいるとされ、身分を偽って街中に潜伏している。彼らの捜査対象になれば、経歴や趣味、行動パターンはもとより、背中のホクロの位置まで 徹底的に調べ上げられ、気づいた時には感情までも彼らの思い通りにコントロールされてしまう。
陰謀、罠、裏切りが渦巻く外事警察の漆黒の世界は、ときに“公安の魔物”を生み出す—。?
誰もが持つ他人に言えない過去。“彼”はその弱みにつけ込み、そして徹底的に追い込んでいく。

●渡部篤郎コメント
Q1ドラマから映画化になった感想
ドラマからスタッフ、キャスト一丸となってつくってきた作品ですの で、
さらに作品が続いていくことをとても嬉しく感じております。

Q2映画の見どころ
日韓のコラボレーションによる、映像美や重厚感が随所に散りばめられ た作品となっています。
緻密なストーリーは、ドラマと変わらず素晴らしく、舞台が韓国にまで 広がっていることで
スケール感がさらにアップしています。

Q3韓国ロケの感想
韓国の非常に優秀なスタッフが加わり、素晴らしい環境の中で撮影をさ せて頂くことができ、
とても貴重な体験となりました。

公式HP:http://gaiji-movie.jp/

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執筆者

Yasuhiro Togawa