この度第15回ハリウッド映画祭及びハリウッド映画賞でジョージ・クルーニーが『ザ・ディセンダンツ(原題)』の演技により2011年ハリウッド主演男優賞(Hollywood Actor Award)を受賞することが決定。

 今年50歳になる、ハリウッドの実力派トップ俳優ジョージ・クルーニーは、最新主演作であるアレクサンダー・ペイン監督『ザ・ディセンダンツ(原題)』で、妻の不慮の事故により彼女の隠された秘密を知り、苦悩。その悲劇によって改めて自らの家庭と二人の娘と向き合うことになった父親役を演じ、その素晴らしい完璧な演技によって本賞を授与されることが決まった。『ザ・ディセンダンツ(原題)』は、9月のテルライド映画祭でのプレミア上映以来、続くトロント映画祭でも多くの批評家や映画祭の観客たちからの大絶賛を受け、早くも来年度アカデミー賞主要賞のノミネートが確実視されている傑作として、世界中の注目が集まっている。ジョージ・クルーニーは、来る10月24日(月)にビバリー・ヒルトン・ホテルで行われる授賞式でトロフィーを手にする。
ハリウッド映画祭の主催者であるカルロス・デ・アブロウは「ジョージ・クルーニーはアレクサンダー・ペイン監督の『ザ・ディセンダンツ(原題)』で非の打ちどころのない、情熱的な演技を見せている。クルーニーはハリウッドの最も才能あふれる俳優の一人として、これからも輝き続けるだろう。私たちはこのハリウッド映画祭で喜んで彼を表彰したい」とコメントしている。

本賞では、過去にラッセル・クロウ、トム・ハンクス、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなど錚々たる俳優達が主演男優賞を受賞しているが、そのほとんどがアカデミー賞にノミネートをされており、中でもラッセル・クロウは『グラディエーター』で、フォレスト・ウィテカーは『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でアカデミー主演男優賞を手中に収めており、本賞はアカデミー賞前哨戦としても注目されている。『ザ・ディセンダンツ(原題)』がジョージ・クルーニーに初のアカデミー賞主演男優賞受賞の栄冠をもたらすか!? さらなる注目が高まることは必須!!

なお、本作でクルーニーの長女役を演じた新星シャイリーン・ウッドリーも同映画祭のスポットライト賞を受賞することが決定しており、アカデミー賞への道は、他作品を圧倒して『ザ・ディセンダンツ(原題)』がリードしている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa