敏腕コスチュームデザイナー、トリッシュ・サマーヴィルがH&Mと生み出す、
“ドラゴン・タトゥーの女”コレクション

今年最も待ち望まれている映画のひとつである、デヴィッド・フィンチャー監督作品『ドラゴン・タトゥーの女』で衣装を担当しているのは、コスチュームデザイナーであるトリッシュ・サマーヴィルです。そしてこれを祝し、トリッシュ・サマーヴィルはH&Mのためにレディースコレクションを創り上げました。すべてのアイテムは、この映画のアンチヒロインであるリスベット・サランデルにインスパイアされています。30アイテムからなるこのコレクションには、リスベットの特徴であるダークな都会の感覚が漂います。レザージャケットヤトラウザーズ、クラッシュド加工のジーンズやルーズなシルエットのフーディは、すべてブラック、グレー、ユーズド感の出ているホワイト、ダークレッドのインダストリアルな色調です。このコレクションはパリのコレットにて、11月28日より店内特設コーナーにて特別に先行発売を致します。コレクションは12月4日より、世界約180店舗のH&Mストア内DIVIDEDコーナーにて発売予定です。

「リスベット・サランデルのルックは、あのキャラクターが長い間着ていたアイテム、たとえば彼女を外界から守る鎧としての役目を果たすジャケットのように、とてもリアルで愛着を感じさせるものです。私はこのコレクションは、ファッションのエッジをきかせた、サランデルの本質と強さを表現したものにしたいと思いました。このコレクションに非常に満足しています!私の目標は、女性たちにお気に入りアイテムを見つけてもらい、自身の持っているワードローブとミックスすることで、自分らしいスタイルを作り出せるようなコレクションを創ることです」と、『ドラゴン・タトゥーの女』のコスチュームデザイナー、トリッシュ・サマーヴィルは語ります。

「私はこのコレクションを、そしてトリッシュと一緒に私たちが作り上げたものを大変気に入っています。トリッシュは驚くほど素晴らしいセンスを持っていて、とても明確で強いビジョンを持っています。服は、アティテュードがすべてです. たくましさを備えながらも、本当に着る人を際立たせます。このコレクションは、本当に服を超えたものになっています . これはファッションで自己主張ができ、モダンであり、今着るのに最適に仕上がっています」と、H&MDIVIDEDのデザイナー、アンナ・ノーリングは語っています。リスベット・サランデルには象徴的なスタイルがあります。スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作に登場するようなバイカー風のレザー、ダメージ加工デニム、フーディです。このクリスマスには、この3部作の最初の書籍『ドラゴン・タトゥーの女』の映画版(英語)がデヴィッド・フィンチャー監督によりリリースされます。フィンチャー監督は、都会的で勇気があるストリートファッションを思い描いたリスベットのルックを再現するために、著名なコスチュームデザイナー、トリッシュ・サマーヴィルを呼び寄せました。多数の映画に携わり、ミュージシャンや俳優のスタイリングを手がけてきた彼女の仕事に感謝します。トリッシュは今では、今年の冬のストリートでのスタイルを決定づけると共に、H&Mでのルックにインスピレーションをもたらしています。サランデルのルックは、個性とサバイバル感がすべてです。トリッシュとH&M DIVIDEDのコラボレーションは、この彼女の精神を反映しています。レザーのレーシングジャケットは仕立てが良く、布地をつまんでボディを保護するように作られています。フード付きのウールコートには、ボディを包み込む斜めのジッパーがあしらわれ、カーディガンはフロント部分にドレープが入り、街で着る際に着心地の良さをもたらします。タイトなシルエットの機能的なレザー、もしくはユーズド加工のデニムパンツはいずれもスキニーで、デニムのミニスカートはまるで手で直接施したようにラフにカットされています。ジップアップフーディはミックススタイルに欠かせない一方で、ハンドペイントしたフラッグやスクロールした文字がプリントされたTシャツは、モノクロが多いコレクションの中に鮮やかさをプラスしています。アクセサリーは、ニットのスヌードであろうと、完成型させるのはブーツ。たとえば、くずしたバックパック、あるいはトライバルなイハイカットスニーカー、都会的なプラットフヤリングであろうと、このルックにはォームウェッジ、あるいは絶対必要です。そしてスタイルを履きこんだような印象を完璧に再現したかのようなレザーブーツです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa