バッハの斬新な演奏法で世界を魅了した天才ピアニスト、グレン・グールド。
その美しさと、エキセントリックなイメージばかりが取りざたされた彼の、ひとりの人間としての素顔に迫る本作『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』。
その公開を記念して、今なお世界中で多くの人を惹きつけてやまないグールドの魅力に、様々なゲストとともに迫る二夜連続トークイベントが開催決定しました!!

第一夜ゲストは『グールドを聴きながら』の作者である漫画家・吉野朔実さんとグールド研究の第一人者・宮澤淳一さん、第二夜はGREAT3をはじめ様々な名義でミュージシャンとして活動する傍ら、近年はフジファブリックやGO!GO!7188などプロデューサーとしても活躍されている片寄明人さん、
サウンド&レコーディング・マガジン編集長の國崎晋さんをお招きしてお話を伺います。

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『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』公開記念トークイベント

第一夜
2011年10月29日(土) 18:45の回、上映前 
ゲスト:吉野朔実(漫画家)、宮澤淳一(青山学院大学教授・グールド研究)

第二夜
2011年10月30日(日) 18:45の回、上映後 
ゲスト:片寄明人(ミュージシャン・プロデューサー)、國崎晋(サウンド&レコーディング・マガジン編集長)

会場:渋谷アップリンク・ファクトリー(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F tel.03-6825-5502)
料金:予約/当日 一律¥1,800
予約・詳細: http://www.uplink.co.jp/factory/log/004171.php

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吉野朔実(よしの・さくみ)
2月19日大阪生まれ。漫画家。幼少より、熊本・東京・千葉と移り住む。
1980年『ウツよりソウがよろしいの!』(集英社)でデビュー。漫画家として独立し東京へ。
多数の作品を発表し、現在に至る。主な漫画作品に『少年は荒野をめざす』『ジュリエットの卵』
『恋愛的瞬間』『瞳子』『グールドを聴きながら』『period』等。
映画愛好家として知られ、映画コラムやエッセイ執筆など幅広く活動中、
主なエッセイに『こんな映画が、—吉野朔実のシネマガイド』『シネコン111 吉野朔実のシネマガイド』等。

宮澤淳一(みやざわ・じゅんいち)
1963年生まれ。青山学院大学総合文化政策学部教授。博士(学術、東京大学)。
音楽批評・文学研究・メディア論を専攻し、グレン・グールドの研究者として国内外で知られる。
著書に『グレン・グールド論』(春秋社・吉田秀和賞)、『マクルーハンの光景』(みすず書房)など。
『グレン・グールドは語る』(ちくま学芸文庫)など訳書多数。
http://www.walkingtune.com/

片寄明人(かたよせ・あきと)
1968年生まれ。東京都出身。ミュージシャン・プロデューサー。GREAT3のボーカル、ギター。シカゴ在住のミュージシャン、ジョン・マッケンタイアとのデュオ「Son’s of」、妻chocolatとのデュオ「Chocolat & Akito」、ソロ名義と精力的に活動。多岐にわたる膨大なレコードコレクションを持つ音楽愛好者、研究家として、DJ、 CD再発復刻などの企画や様々な執筆活動にも携わっている。また、近年はGO!GO!7188や、ザマギ、フジファブリック、Anyなど、豊富な音楽知識と経験を生かし、プロデューサーとしても活躍している。
http://www.great3.com/akito/index.html

國崎晋(くにさき・すすむ)
1963年生まれ.サウンド・クリエイターのための専門誌『サウンド&レコーディング・マガジン』編集長。
ミュージシャンやプロデューサー,エンジニアへの取材を通じての制作現場レポートや、レコーディング機材使いこなしのノウハウ,新製品のレヴューなどを中心に展開している誌面は、プロ/アマ問わず多くのクリエイターの情報源として重宝されている。
2010年からはPremium Studio Liveと題したレコーディングを目的としたライヴ・イヴェントを開始。
収録した音源を高音質なDSDフォーマットで配信するレーベル活動も展開している。
http://www.rittor-music.co.jp/magazine/sr/

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映画『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』
10月29日(土)、渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ他、全国順次公開

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49763

執筆者

Yasuhiro Togawa