2008年5月に公開され、78館という公開規模ながら興行収入約6億円の大ヒットとなった『アフタースクール』(大泉洋主演)。オリジナルのエンターテイメント作品を作り出す監督としてファンも多い、内田けんじの3年ぶりとなる最新作『鍵泥棒のメソッド』が遂にクランクイン!!

主演の桜井を演じるのは、前作『アフタースクール』に続いての出演となる堺雅人。情けないけどなんだか憎めない男を、どのように魅力的な人物にしあげるのか期待が膨らむ。記憶を失っている時、そして記憶が戻った時とまるで一人二役となるような人物コンドウを演じるのは、香川照之。実力ある二人の俳優の掛け合いは、まさにこの映画の肝となる。努力すればできないことはないが信条で、結婚に向けて方向違いの努力をしてしまう、ちょっと変わった女性・香苗を演じるのは広末涼子。清涼感溢れる魅力を持つ彼女が、どのようなコメディエンヌに化けるのかも楽しみの一つ。
内田けんじ監督ならではの、先の読めないサスペンスフルな展開に、笑いを織り交ぜ、映画本来の面白さが詰まったスクリューボール・コメディ、『鍵泥棒のメソッド』は、2012年秋の公開を目指し、順調に撮影中!!

【出演者コメント】

堺雅人
はじめて台本をいただいたとき、そのおもしろさに一気によみふけってしまいました。僕もちいさな劇団にいたことがあるので、当時のことをいろいろ思い出しながら演じたいとおもいます。香川さんの演技を間近で見られるのも、楽しみのひとつです。ふたつの人格を演じ分けるこの役は、日本で香川さんしかできないかもしれません。広末さんとは二度目の共演ですが、また違った素敵な表情をみせていただけるような気がしています。

香川照之
「運命じゃない人」だった内田けんじ監督と「運命の人」になれたことがまず嬉しいです。共演者も気心がしれた方々で、脚本もすこぶる素晴らしく、内田監督が現場でどんな演出をされるのか本当に楽しみ。縦横無尽な奇才ぶりを堪能したいと思います。

広末涼子
脚本が面白くグイグイ引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。私と同じこの感覚を、劇場にいらしてくださった方に味わってもらえるように頑張ります。私と同世代の女性にもきっと共感してもらえる、シュールでキュートな作品になると思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa