映画『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』公開に合わせ実現

「ゴルドベルク変奏曲」の革新的な録音と演奏によりわずか22歳の若さでクラシック音楽界の寵児となるものの、その後コンサート活動を引退し、レコーディング・アーティストとしての活動に専念したグレン・グールド。10月29日公開の映画『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』公開に先立ち、録音技術の発展に貢献を果たし、誰もがパソコンで音楽を作れる時代を予見した彼の作品を、アップリンク・ファクトリーの音響システムで聴きながらのトークショーが実現。
先鋭的な電子音響作品から、静謐なピアノソロそしてポップスのフィールドに至るまで多彩な活動を繰り広げる音楽家の渋谷慶一郎さんと、『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』の字幕監修を手がけたグールド研究の第一人者・宮澤淳一さんが、今作で描かれるグールドの音楽性と生涯について語る。

『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』公開記念トークイベント
トークゲスト:渋谷慶一郎(音楽家)、宮澤淳一(青山学院大学教授・グールド研究)
日時:2011年10月9日(日) 18:30開場/19:00開演
会場:渋谷アップリンク・ファクトリー(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F tel.03-6825-5502)
料金:予約/当日¥1,000
※当日は10月29日(土)より公開の『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』より特別映像を上映。
本編の上映はございません。
http://www.uplink.co.jp/factory/log/004137.php
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渋谷慶一郎(しぶや・けいいちろう)
1973年生まれ、音楽家。東京芸術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを設立。国内外の先鋭的な電子音響作品をCDリリースするだけではなく、デザイン、ネットワークテクノロジー、映像など多様なクリエーターを擁し、精力的な活動を展開する。2009年、初のピアノソロ・アルバム『ATAK015 for maria』を発表。2010年には『アワーミュージック 相対性理論+渋谷慶一郎』を発表し、TBSドラマ『Spec』の音楽を担当。2011年は、モスクワでのイベント『LEXUS HYBRID ART』のオープニングアクトを担当するなど、多彩な活動を続ける。9/28に「ATAK000+ Keiichiro Shibuya」をリリース。
http://atak.jp/

宮澤淳一(みやざわ・じゅんいち)
1963年生まれ。青山学院大学総合文化政策学部教授。博士(学術、東京大学)。音楽批評・文学研究・メディア論を専攻し、グレン・グールドの研究者として国内外で知られる。著書に『グレン・グールド論』(春秋社・吉田秀和賞)、『マクルーハンの光景』(みすず書房)など。『グレン・グールドは語る』(ちくま学芸文庫)など訳書多数。
http://www.walkingtune.com/
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映画『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』
10月29日(土)、渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ他、全国順次公開

【公式ウェブサイト】http://www.uplink.co.jp/gould/
【公式twitter】http://twitter.com/gould_movie
【予告編】http://www.youtube.com/watch?v=7Sexg1lpt_w
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執筆者

Yasuhiro Togawa