『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ×ゴア・ヴァービンスキー監督が再びタッグを組んで贈る、新感覚アニメーション『ランゴ』が10月22日(土)に公開をする。
 本作は、世界各国で初登場第1位でスタート、全世界興行収入が約193億円(1ドル80円換算)という数字をたたき出し、パラマウントスタジオの中に、なんとこれまでなかったアニメーション部門が新設されたほどの大ヒットを記録!更に、先日発表されたハリウッド映画祭では、ディズニー/ピクサーの独擅場と思われていた“ハリウッド・アニメーション賞”を見事受賞するなど、今後のアニメーション業界への期待の高さが伺える結果となった。
ジョニー・デップが声と体を使い、キャラクターに俳優の感情を吹き込んだ、エモーション・キャプチャーを駆使して完成したランゴは、まるでジョニー・デップそのもの!

今回、『ランゴ』の製作には「パイレーツ」シリーズと共通するものが多々あった。監督のゴア・ヴァービンスキーは「確かにぼくは今までアニメーション作品を作ったことはないけれど、かつては海賊の映画を作ったこともなかった。自分たちの知識、自分たちが今まで学んできたものを放棄するのではなく、実写の世界のダイナミックな生の活気をこの作品に持ち込もうと考えたんだ」と言う。
また『ランゴ』のアイデアが生まれたのが「パイレーツ」シリーズでアドベンチャーのジャンルを大刷新する以前からだったことが判明!ヴァービンスキーは、CGアニメーションの先駆者“ジョン・ラセター”や、バッグス・バニーなどの人気キャラクターを生み出してきた“テックス・エイヴリー”のような遊び心を持ちつつ、西部劇監督の“サム・ペキンパー”、数多くのアクション映画に出演してきた“クリント・イーストウッド”からインスピレーションを受けつつ、従来とはまったく違った形での話を作りたいと思ったと語る。「そのアイデアが出た日、帰宅してすぐに書いた8ページの概要から『ランゴ』が始まったんだ。でも、その後「パイレーツ」シリーズで少々忙しくなってしまった。第3弾が完成したところで、「パイレーツ」を一時中断したくなった。それで昔のメモを引っ張り出し、仲間たちに電話をしたんだ。『これを作るときがきた』ってね。」

監督が「パイレーツ」シリーズを休んででも製作を熱望した『ランゴ』は、大人が自分を重ねて思わず苦笑してしまうオカしくて、切ない命がけアドベンチャー。「自分はいったい何者なのか?」大人の誰もが抱える悩みを何色にでも染まれるカメレオンを通して、カメレオン俳優のジョニー・デップがリアルに表現。

『ランゴ』は10月22日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー!映画館で是非その魅力を感じとってみては?!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48524

執筆者

Yasuhiro Togawa