2011年9月17日(土)〜23日(金)オーディトリウム渋谷にて気鋭の監督21人の27作品を一挙上映!

インディペンデント映画とは、独立した、自由な映画である

■イントロダクション

日本の映画状況が大きく変わりつつあります。映画産業の衰退と映像技術の発達という相反する流れの中、ますます多くのインディペンデント映画が作られ、劇場公開される作品も増えています。映画を取り巻く環境が激変する中、新たな可能性が胎動しています。

本年8月ロカルノ国際映画祭メインコンペティションで上映され批評家賞を受賞し、注目を集める『サウダーヂ』は、社会への批判精神によってたち、インディペンデント映画の活発化という潮流から生まれた、まさに現代日本社会を問う作品です。『サウダーヂ』は、これからの映画の在り方を示唆する象徴的な1本となるでしょう。

本特集では、多様化し変容し続けていく映画という表現において、新進気鋭の21人の作家による、問題提起と新たな可能性を提示する27作品をセレクションしました。
この特集を通して、映画の現在と未来を捉える機会を共有することができれば幸いです。

※連日、監督などによる舞台挨拶あり(詳細は下記参照)

■上映作品一覧
柴田剛『ギ・あいうえおス』/宮本杜朗『尻舟/』
佐々木育野『痴食』『或る山』/板倉善之『日の底で』/
真利子哲也『極東のマンション』『マリコ三十騎』/
三宅唱『やくたたず』/今泉かおり『聴こえてる、ふりをしただけ』/
リム・カーワイ『それから』『新世界の夜明け』/
加治屋彰人『chain』/大江崇允『美しい術』/
尾?香仁『その子供』『死ぬほど好きだよ、おねえちゃん』/
渡辺裕子『UBIQUITOUS』/濱口竜介『永遠に君を愛す』/
深田晃司『東京人間喜劇』『ざくろ屋敷』/
矢部真弓『月夜のバニー』/佐藤央『MOANIN』/
村松正浩『兄兄兄妹』『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』
竹馬靖具『今、僕は』/富田克也『サウダーヂ』/
イ・サンウ(韓国)『父、吠える』/
イン・リャン(中国)『グッド・キャット』

■サイト:http://kino-tribe.jimdo.com/
■公式ツィッター: @KINO_TRIBE

■主催:カプリコンフィルム、空族■共催:オーディトリウム渋谷

【KINO TRIBE 2011】キノ・トライブ2011
■舞台挨拶&トーク予定

●9月17日(土)21:00〜トークショー
独立映画宣言!
出演:柴田剛(『ギ・あいうえおス』監督)、富田克也(『サウダーヂ』監督)、相沢虎之助(『サウダーヂ』脚本)、他 (※トークのみ:入場無料)

●9月18日(日)15:00の回上映前、
今泉かおり監督による舞台挨拶あり 「聴こえてる、ふりをしただけ」

●9月18日(日)21:00の回上映後、
村松正浩監督、出演者(予定)による舞台挨拶あり
「兄兄兄妹」「グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ」

●9月19日(月・祝)19:10の回上映後、
竹馬靖具監督、出演者による舞台挨拶あり 「今、僕は」

●9月19日(月・祝)21:00の回上映前、
矢部真弓監督による舞台挨拶あり 「月夜のバニー」

9月20日(火)14:35の回上映前、
リム・カーワイ監督による舞台挨拶あり 「それから After All These Years」
●9月20日(火)19:00の回上映後、
村松正浩監督、出演者(予定)による舞台挨拶あり
「兄兄兄妹」「グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ」

●9月21日(水)15:00の回上映前、
佐藤央監督による舞台挨拶あり 「MOANIN’」

●9月21日(水)16:30の回上映前、
加治屋彰人監督、出演者(予定)による舞台挨拶あり 「chain」

●9月21日(水)21:20の回上映後、
深田晃司監督、深澤研さん(美術)によるティーチインあり 「ざくろ屋敷」

●9月22日(木)13:00の回上映前、
尾崎香仁監督による舞台挨拶あり 「死ぬほど好きだよ、おねえちゃん」「その子供」

●9月22日(木)14:50の回上映前、
加治屋彰人監督、出演者(予定)による舞台挨拶あり 「chain」

●9月22日(木)20:00の回上映後、
大江崇允監督、土田愛恵さん(主演)による舞台挨拶あり 「美しい術」

●9月23日(金)13:00の回上映後、
大江崇允監督、土田愛恵さん(主演)による舞台挨拶あり 「美しい術」

執筆者

Yasuhiro Togawa