株式会社リイド社は、さいとう・たかをの劇画『ゴルゴ13』の実写映画化に向けて、フィロソフィア株式会社の仲介により、米国Davis Films社と映画化権オプション契約を締結しました。

『ゴルゴ13』は、年齢、国籍、経歴、その他一切が謎に包まれている超A級スナイパー“ゴルゴ13”の活躍を描いた、さいとう・たかをによる傑作劇画。1968年に始まった小学館ビッグコミックでの連載は43年目を迎え、リイド社発行の単行本は現在162巻、シリーズの累計発行部数は2億部を超えます。

Davis Films社は、「サイレントヒル」や「バイオハザード」など、日本のコンテンツを数多く映画化し、成功を収めている世界トップの独立系制作会社の一つ。今まで40作品以上の映画製作の実績を持ち、最近では「バイオハザードIV アフターライフ」 や、テリー・ギリアム監督の傑作「Dr.パルナサスの鏡」を公開しています。

プロデューサーのサミュエル・ハディダ氏は、今回のライセンス契約にあたり、「我々は、今でも信じられない程、この素晴らしい原作を大きなスクリーンに持ってくるこのチャンスに興奮している。私は長い間、さいとう・たかを氏を最高の劇画作家の1人として尊敬してきた。我々はこれから、彼のスタイルとこの素晴らしいキャラクターを全世界の観客に提供することを楽しみにしている」と語っています。

執筆者

Yasuhiro Togawa