6月に公開された「THE LAST MESSAGE 海猿」は、2010年邦画実写NO.1の超大ヒットを記録。
公開直後からブログやツイッターに寄せられる続編を望むファンの声・声・声…! 
 
興行的成功、製作陣を後押しするファンの熱い声援、主人公が挑む新たなステージ、続編制作に向けた条件が全て整い、2011年12月、晴れて新作の脚本作りをスタートさせる。
  
新作のタイトルは「BRAVE HEARTS」これまでのシリーズのように主人公・仙崎はじめ海上保安庁の隊員たちの活躍のみを描くのではなく、市井の人々を含め様々な人間が協力し合い、勇気を振り絞って目の前の命を救おうと懸命になる姿を描く。

伊藤英明コメント
日本が、震災というとても困難な状況に直面している今の時期に、“人命救助”を扱うエンタテインメントである「海猿」を作っていいのか、という思いもありましたが、この震災を通して、“誰かのために闘っている人達がいる”ことも強く感じました。同時に、こうした状況下でも、未だに多くのファンの方から、「また仙崎が観たい」という声をいただいて、結果、“今だからこそ、海猿をやるべきなんだ”と自分の中で決意しました。

僕はこれまで、いつも“前作を超えたい”という気持ちで「海猿」に臨んできましたが、今回は、“一人でも多くの人を勇気付けたい”という思いがいちばん大きいです。
皆さんが、仙崎の姿を見て、勇気を持ってもらえたらと思います。
多くの方に愛されている作品なので、期待を裏切らないよう、全員で一つになって、最高の「海猿」を作り上げたいと思います。

臼井裕詞プロデューサーコメント
前作「THE LAST MESSAGE海猿」は、スタッフ・キャストとも全ての力を注ぎこみ、“完結編”として製作し、2010年の実写日本映画NO.1の興行成績を収めるなど、沢山の皆様から圧倒的な支持を頂く事が出来ました。
そして公開後も、多くのファンの方から続編を望む声をいただき、結果、それが大きな後押しとなり、今回の続編製作が決定しました。
我々が“次の「海猿」で表現したいこと”を考えた時、真っ先に浮かんだのが、“特救隊”という、海上保安官の中で最も上のステージで闘う仙崎の姿と、原作の中で、これまで映像化は不可能だと思われていた、“ジャンボジェット緊急海上着水”を描くことでした。
それから後、脚本作りの最中に、東日本大震災が発生、多くの人々が互いに助け合う姿を目の当たりにして、我々の中にはもう一つ、「BRAVE HEARTS」、すなわち、「どんな困難な壁も、多くの人が集まって勇気ある一歩を踏み出せば、きっと乗り越えられる」というメッセージを、今を生きる皆さんに伝える決意が加わりました。

今回は、念願のシリーズ初「夏休み映画」として公開されます。
今の時代に、様々な困難を乗り越えて、「海猿」を作ることができる幸せに感謝して、シリーズ最大のスケールにして、最高傑作をファンの皆さんに届けたいと思います。

「海猿」シリーズ成績
●映画「海猿 ウミザル」
  公開日 :2004年6月12日
  興行収入:17.4憶円
  観客動員:131万人

●ドラマ「海猿 UMIZARU EVOLUTION」
  OA期間:2005年7月5日〜9月13日(全11回)
  ※連続ドラマ満足度調査第1位(オリコン2005年7月期調査)

●映画「LIMIT OF LOVE 海猿」
  公開日 :2006年5月6日
  興行収入:71億円
  観客動員:535万人
  ※2006年実写日本映画興行収入NO.1
  
●映画「THE LAST MESSAGE 海猿」(3D&2D同時公開)
  公開日 :2010年9月18日
  興行収入:80.4憶円
  観客動員:537万人
  ※2010年実写日本映画興行収入 NO.1

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執筆者

Yasuhiro Togawa