IT関連及びデジタルコンテンツの人材育成スクール[デジタルハリウッド]では、今年開催された第83回アカデミー賞の短編アニメ映画賞・オスカー受賞作品『The Lost Thing』の全アニメーションと編集を担当された、レオ・ベーカー氏をお招きし、デジタルハリウッド生限定の特別講義を開催することとなりました。
 レオ・ベーカー氏はオーストラリア出身で、これまでに数多くの映画製作に携わり、近年では3D映画やミュージックビデオの製作にも携わるなど、幅広く活躍されています。
 『The Lost Thing』は、今年のアカデミー賞でのオスカー獲得をはじめ、世界各国の映画祭で数多くの賞を受賞、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011」においても本作がノミネートされていました。
 今回、デジタルハリウッドではレオ・ベーカー氏をお迎えし、『The Lost Thing』全編の上映会、そして作品解説、製作秘話、アニメーション作品の作り方、ノウハウ等を語っていただきます。

【『The Lost Thing』上映会&特別講義 開催概要】 

日時:2011年9月7日(水) 19:00〜20:30、18:45開場
会場:デジタルハリウッド東京本校 1階セミナールーム
   JR/御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口・丸ノ内線/御茶ノ水駅・
   千代田線/新御茶ノ水駅から徒歩2分。
   地図はこちら→ http://school.dhw.co.jp/about/access.html
参加対象者:デジタルハリウッド(専門スクール、大学、大学院)の在校生・卒業生

*本講義は通訳が入ります。

【講師】
レオ・ベーカー[Leo Baker]
1997年〜2003年:フリーランスとして主に映画のカメラ部門で修行。
2003年〜2008年:オーストラリア南部・アデレイドのライジング・サン・ピクチャーズにて、
VFXジェネラリストとして、3D、2D、コンポジットの分野で多数の映画製作に従事。
2008年〜2010年:パッションピクチャーズUKの子会社、パッションピクチャーズ・
オーストラリアにて、主に3D映画の制作に関与。
2011年に独立し、ミュージックビデオ制作や映像のコンセプチュアライゼー
ションなどを行う。
アカデミー賞のベストショートアニメーテッドフィルム、およびアヌシーの
クリスタル賞(ベストショート)を受賞した”The Lost Thing”では、全アニ
メーション/編集を手がけた。

【モデレーター】
小倉以索(デジタルハリウッド 専任講師)

【作品紹介】 
『The Lost Thing』公式サイト
http://www.thelostthing.com/

原作は、ショーン・タンによる同名のユーモラスな物語。
ある男の子がビーチで瓶のふたを集めていたら、不思議な形の生き物をみつけた。
きっと迷子になったのだろうと思い、何とか助けてやろうとするが、ほかの人
はほとんど興味を示さない。
そこで、自分がひと踏ん張りしようと決めた男の子であった・・・。

ディレクションは、アンドリュー・ルーへマンとショーン・タン
(Andrew Ruhemann and Shaun Tan)
主要制作チームは、レオ・ベーカー氏を含む4名。制作に3年半を要した、
15分のアニメーション作品である。

執筆者

Yasuhiro Togawa