8月27日(土)シネマサンシャイン池袋ほか全国にて『ソウ』と『パラノーマル・アクティビティ』のスタッフがタッグを組んで作った究極のホラー映画『インシディアス』が公開を迎えた。ホラー映画と言えば夜というイメージではあるが、初日の池袋は朝10時からという早い時間にもかかわらず、10代後半のカップルから中高生グループという若い年齢層で劇場はにぎわった。昼過ぎの上映ではメイン館の池袋のみならず、ほかの劇場でも満席になるなど、盛り上がりを見せていた。

Twitter上で書き込みも盛り上がっており、女性の書き込みが多く目立った。特に多いのが、「死ぬほど、怖かった〜」という宣伝通りの恐怖感想もの。続いて「怖いけど、おもしろかった」「もう一回みたい」、極めつけは「明るくなった途端、拍手が起こった」などのホラー映画らしからぬ前向きなツイートも散見された。さらには「怖いの嫌いだっけ?手とか・・・繋いでてあげてもいいけど・・・」と正しいホラー映画の使い方をしている高校生カップルの目撃談などもツイートされていた。家が舞台のホラー映画なので、「『インシディアス』を見たせいで眠れない、深夜4時」など家に帰宅してからも眠れなくなる人などが出てきている。Twitter上では、同日公開のアレクサンドル・アジャ監督の『ピラニア3D』では公式Twitter同士が一時観客を奪い合うという生々しいやり取りも見られたが、公開土日の数字は『ピラニア3D』 の方が館数は上回っているものの、『インシディアス』に軍配が上がった。Twitterの口コミ効果か、池袋を含めいくつかの劇場では初日を上回る人々が劇場へ押し寄せ、劇場内は悲鳴がこだましていた。

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執筆者

Yasuhiro Togawa