「第54回毎日映画コンクール・アニメーション賞」、「ファンタスポルト1999 最優秀アニメーション賞・審査員特別大賞」など多くの受賞歴を持ち、世界からも高い評価を得ている沖浦啓之監督のアニメーション映画『人狼 JIN-ROH』。この作品は、「セル画を使用して制作された日本で最後の長編アニメーション作品」でもあります。“手描き”そして“セル画を使用すること”にこだわった映像はアナログ技術の集大成であり、デジタル技術に置き換わった現在のアニメーションと比べても引けをとらず、画面から醸し出す迫力は観るものを圧倒します。
今回は、来年の春に公開を控えた沖浦啓之監督の最新作『ももへの手紙』の完成を記念して、現在ではほとんど見られなくなった『人狼 JIN-ROH』の貴重なセル画を原画や背景画などとともに展示し、デジタル技術と比較しつつ、セル画によるアナログ技術の魅力を探っていきます。

開催期間:2011年9月21日(水)〜11月20日(日)
所在地:杉並アニメーションミュージアム
(〒167-0043 杉並区上荻3-29-5 杉並会館内3階)
開館時間:10時〜18時〔入館は17時30分まで。企画展最終日(11/20)は16時で閉館〕
休館日:毎週月曜日(月曜が祝祭日の場合は開館し、翌平日休館)
※9月末までの期間については夏季の電力需要の増加を想定し、定期休館日(毎週月曜日)以外に臨時休館日を毎週1日追加します。
●会期中の9月の休館日:22日(木)、26日(月)、27日(火)
入館料:無料
主 催:杉並アニメーションミュージアム
協 力:プロダクションI.G、バンダイビジュアル、バルク

【杉並アニメーションミュージアムHP】http://www.sam.or.jp/

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執筆者

Yasuhiro Togawa