世界には、ある日突然、紛争や迫害、自然災害によりふるさとを追われ、これまでの平穏な暮らしを奪われた人たちがいます。彼らは厳しい避難生活を強いられながらも、希望を捨てずに必死に今日を生き抜いています。私たちは「その姿を多くの人に知ってもらいたい」と願い、イオングループのご支援により「ヒューマン・シネマ・フェスティバル supported by AEON」を、本年10月に全国20ヶ所のワーナー・マイカル・シネマズとイオンシネマで開催します。2006年から毎年開催してきた「難民映画祭」で上映された作品から、名作を再び皆様にお届けいたします。

◆期間

2011年10月14日(金)、15日(土)、21日(金)、22日(土)、28日(金)、29日(土)の6日間
※各劇場で、下記の作品から2作品を上映します。入場無料・事前予約制。

◆上映作品

「君を想って海をゆく」 (WELCOME) フランス/2009/110分/ドラマ
恋人に会うために命がけの旅をするクルド難民ビラルと、フランス人男性との親子にも似た心の交流を描く。
2010年セザール賞10部門ノミネート、2009年ベルリン国際映画祭・パノラマ部門出品エキュメック審査員賞、ヨーロッパシネマレーベル賞受賞

「ジェニンの心」 (The Heart of Jenin) ドイツ・イスラエル/2008/90分/ドキュメンタリー
愛する息子の犠牲の上に願った平和。父の思いを世界はどう受け止めたのかを追った切ないドキュメンタリー。
2010年ドイツ・フィルム・アワード最優秀ドキュメンタリー賞受賞
 
「ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動」 (WAR DANCE) アメリカ/2007/105分/ドキュメンタリー
命を脅かす恐怖を体験し、今も劣悪な環境で暮らす子どもたちが、民族音楽を通して希望を取り戻していく。 2008年第80回米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート、2007年サンダンス映画祭監督賞受賞

「ウォー・チャイルド」 (WAR CHILD) アメリカ/2008/94分/ドキュメンタリー
少年兵・難民そして現在は歌手として活躍するエマニュエル・ジャルの奇跡とも言える数奇な人生の独白。
2008年ボローニャ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞、2008年マウイ国際映画祭Audience Choice Award、ノルウェーBergen国際映画際最優秀ドキュメンタリー賞受賞

◆上映劇場はこちらから
http://www.japanforunhcr.org/hff2011

各劇場での上映作品などにつきましては、詳細が決まり次第当サイト、または9月初めにオープン予定のヒューマン・シネマ・フェスティバルの公式ウェブサイトに掲載いたします。

主催:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
協賛:イオン / イオン1%クラブ
協力:株式会社ワーナー・マイカル / イオンシネマズ株式会社

執筆者

Yasuhiro Togawa