ボリウッド作品だけではないインド製作によるショートフィルム4作品のラインナップです。『フライト208』と『シャヌー・タクシー』からは、インドが抱える貧富の拡大、都市生活者の悩みなどが垣間見える作品。『殺人カメラ』、『ニューヨーク、グラント街』は劇映画として秀逸な作品です。インドの俊英監督たちのショートフィルムを堪能できます。

横浜・みなとみらいのショートフィルム専門映画館、ブリリアショートショートシアター(運営:株式会社ビジュアルボイス本社:東京都渋谷区代表取締役別所哲也)では、“インドプログラム”を9月16日(金)から10月15日(土)の期間上映します。

インド映画の特徴といえば、やはりボリウッドダンス。近年、大ヒットした『スラムドッグ$ミリオネア』は全米にボリウッドダンスを流行させましたが、今回のプログラムはダンスは一切なし。ボリウッド作品だけではないインド製作によるショートフィルム4作品のラインナップです。『フライト208』と『シャヌー・タクシー』からは、インドが抱える貧富の拡大、都市生活者の悩みなどが垣間見える作品。『殺人カメラ』、『ニューヨーク、グラント街』は劇映画として秀逸な作品です。インドの俊英監督たちのショートフィルムを堪能できます。

また、シアターカフェでは同プログラムにちなんで「スパイスカレーフェア」を開催。インド風チキンカレー、サマリンダカレーをチョイスして、女性に好評の五穀米や焼きたてのナンで味覚でもインド気分を味わえます。

※ボリウッドとは?・・・ボリウッドとはインド・ムンバイの映画産業全般につけられた非公式な名称。ムンバイの旧称「ボンベイ」の頭文字「ボ」と、アメリカ映画産業の中心地「ハリウッド」を合わせてつけられた。

★ピックアップ作品★
『Black and White』
(カーシク・スバラフ・ガジャラフ/ インド/ 2010 / 9:19 / スリラー)
【あらすじ】
プレゼントでヴィンテージカメラを受け取ったフォトグラファー。
だが、それがもとで奇怪な事件が発生する。
見ている者を恐怖に陥れるそのカメラの力とは…。
すべての色が消え去ったかのような感覚に引き込まれる、戦慄の物語。

【上映暦】
ショートショートフィルムフェスティバル& アジア2011

カーシク・スバラフ・ガジャラフ監督、6月に開催されたショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011、Q&Aにて
「普段はエンジニアをしているんだ。映像は独学で学んで、今まで14本の作品を制作したよ。この作品は冒頭にもセリフとして登場する写真家のテッド・グラントの“モノクロ写真は魂を写す”という言葉から大きなインスピレーションを受けたんだ。ある意味、撮影監督も写真家ということになるんだけど、写真を撮ることによって命を奪うことのできるカメラがあったらどうなるのか?そんなことがきっかけでこの作品を作りました。次はファンタジーを撮ってみたいな。」

【上映情報】
■上映時間:9月16日(金)〜10月15日(火)
10:30〜11:30 / 13:10〜14:10 / 15:50〜16:50 / 18:30〜19:30
■劇場
ブリリアショートショートシアター(HP: http://www.Brillia-SST.jp/
〒220−0012 横浜市西区みなとみらい5丁目3番1 Filmee 2F
■アクセスみなとみらい線
「新高島駅」徒歩5分
「みなとみらい駅」徒歩6分
※火曜日休館日
※イベント実施により、上映時間が変更になる場合が御座いますので事前にHPでご確認頂くか、
シアターへお問合せください(TEL:045-633-2151)
■チケット大人・学生¥1000/小人(3歳〜中学生) ¥800
シニア(60歳以上) ¥800/ハンディキャップ(付き添いの方1名まで同額) ¥800
■チケット販売上映日の1週間前より販売
■購入方法鑑賞希望日の1週間前より、シアター窓口、シアターWEB、QRコードより販売
※WEB、QRコードからの購入は、上映の2時間前までとなります

【ブリリアショートショートシアターとは】
当シアターは、日本初の映画祭と連動したショートフィルム専門の映画館として、2008年2月に、横浜・みなとみらいに誕生。1プログラムは60分で、4〜6本のショートフィルムで構成されています。通常のプログラムでは、世界中から選りすぐりのショートフィルムを集めており、米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア」で上映されたコンテンツも上映。国際映像文化事業としても注目を集める、ショートフィルムの活性化、世界にも通じる高いレベルの映像作品を皆様と共有したいという考えのもと、若手クリエイターへの支援も含め、横浜・みなとみらいからショートフィルムの魅力を発信しています。

執筆者

Yasuhiro Togawa