本年度カンヌ映画祭にて見事最高賞のパルムドールを受賞した『ツリー・オブ・ライフ』が、この度、国際批評家連盟(FIPRESCI)グランプリ賞に輝き、本年度でこれまでに上映された作品の中で、頂点に立ちました。
孤高の映像作家テレンス・マリックが映画でしか絶対に表現できない圧倒的な映像により家族、そして生命を鮮烈に描いた『ツリー・オブ・ライフ』がまた一つ国際的な評価を受けました。

<国際批評家連盟賞>
映画批評家の国際組織(FIPRESCI)が、この1年の映画祭出品作品の中からBestFilmを選出する賞。

1973年の監督デビュー以来、監督生活38年にして『ツリー・オブ・ライフ』が僅か5本目の長編となるテレンス・マリック。

今年行われたカンヌ映画祭では実に32年ぶりに最高賞のパルムドールに輝き、そしてこの度、FIPRESCI国際批評家連盟賞を受賞、スペインのバスク州で行われる“サン・セバスチャン国際映画祭”にて本賞の授賞が行われることとなりました。

今後続くゴールデングローブ賞やアカデミー賞など数々の国際的な賞レースに絡むことが期待されています。

日本でも、全国200館以上で絶賛公開中ですが、その内容を巡って、インターネット上では賛否両論の議論が渦巻いています。
今後の『ツリー・オブ・ライフ』にもぜひご注目ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa