この度、2011年5月26日、ユネスコの【世界記憶遺産】に、日本人初の炭鉱記録画家・山本作兵衛の絵画や当時の日記が登録されたことを記念して、当館にて8月20日(土)から26日(金)まで『炭鉱に生きる』を1週間限定でアンコール上映することが決まりました。
 期間中は、山本作兵衛の原画と作兵衛ノート(複製)の館内展示・本橋成一氏(写真家・映画監督)撮影のスライドショー上映、またゲストをお招きしてのトークイベントなども開催予定です。

<公開記念トークイベント開催決定>
8/20(土) 12:30の回上映後(※初日のみ、14:20の回は15:00上映開始) 
「炭鉱の記憶を残していくために」
田中直樹(日本大学名誉教授) 山本作兵衛さんとも親交があった「炭鉱に生きる」企画、監修者
森山沾一(福岡県立大学・大学院人間社会学部学部長)世界記憶遺産登録に向けた福岡県立大学側の責任者であり今回登録の対象になった山本作兵衛日記の研究者
小松原時夫(本作企画プロデューサー)
8/23(火) 14:20の回上映後 正木基(目黒区美術館学芸員)×本橋成一(写真家・映画監督)

<山本作兵衛 プロフィール>
福岡県田川市にある炭鉱事務所の宿直警備員として働き始めた60代半ばに、「子や孫にヤマ(炭鉱)の生活や人情を残したい」と絵筆を取るようになり、自らの経験や伝聞を基に、明治末期から戦後にいたる炭鉱の様子を墨や水彩で描いた。余白に説明を書き加える手法で1000点以上の作品を残した。「ヤマの絵師」として知られる。

2011年8月20日(土)〜26日(金) ポレポレ東中野にて1週間限定上映
10:40/12:30/14:20〈初日のみ 10:40/12:30/15:00〉

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執筆者

Yasuhiro Togawa