970年公開当時、大ブームを巻き起こした『いちご白書』が、なんと41年ぶりに35mmニュープリント&デジタルリマスターで復活します!本作のVHS版は廃盤になっており、DVD化もされていません。この映画を思い出して作ったと言われている松任谷由実さんの「いちご白書をもう一度」も大ヒットしました。また、同じく1970年に日本で公開され年間第7位を記録し、イタリア映画としては異例の大ヒット作『ひまわり』も35mmニュープリント&デジタルリマスターで復活。 “午前十時の映画祭”も興行収入が
5億を超え、70年代映画ブームがまだまだ続く中、特にこの2作は様々な映画やクリエイター達に大きな影響を与えた作品ですので“語り継ぎたい映画シリーズ”として2作連続公開します!当時ご覧になった人にも、若い世代の方にも、この機会に映画館に足を運んで頂きたいです。

『いちご白書』

【ストーリー】
1968年にアメリカ・コロンビア大学で実際に起きた学園闘争が舞台。サイモン(ブルース・デイヴィソン)は真面目なボート部員の大学生。大学が近所の貧しい子供たちの遊び場になっている土地に軍の施設を建てようとしたため、学生達がストライキを起こしていた。ある日、サイモンはリンだと出会い意気投合するが、リンダは学生運動に積極的でないサイモンのたいどにいつしか離れていく・・・。やがて、闘争は深刻化してする。学生たちの講堂に集まり抗議を続けていたが、とうとう大学側が実力行使し、武装警察隊が襲いかかる・・・。
数々の名曲が物語を彩る、青春ラブストーリーの傑作!

監督:スチュアート・ハグマン
主題歌:ジョニ・ミッチェル
出演:ブルース・デイヴィソン、キム・ダービー、
    バッド・コート、マーレイ・マクロード
1970/35mm/102分/カラー/ステレオ
カンヌ映画祭審査員特別賞  配給:アンプラグド
※VHS廃版、未DVD化

『ひまわり』

【ストーリー】
ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、美しいナポリの海岸で出逢い、結婚するが幸せもつかの間。アントニオは酷寒のソ連戦線に送られてしまう。戦争で遭難したアントニオはソ連娘のマーシャに助けられた。年月は過ぎ、一人イタリアに残され、アントニオの母と淋しく暮していたジョバンナは異国の地モスクワにアントニオを探しに行く。彼女はそこでアントニオがマーシャと結婚し、子供をもうけていたことを知る…。時代に奔走された男と女の究極のラブストーリー。

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ  
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演:ソフィア・ローレン
    マルチェロ・マストロヤンニ
イタリア映画/106分/カラー/ステレオ
配給:アンプラグド

2011年 晩秋、新宿武蔵野館にて連続公開!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49437

http://data.cinematopics.com/?p=40211

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa