この度、今年のベルリン国際映画祭にて、監督作『ヘブンズ・ストーリー』が2冠(国際批評家連盟賞・最優秀アジア映画賞)を獲得した瀬々敬久監督の最新作、映画『アントキノイノチ』(11月19日)が、第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品されることが決定致しました。

なお、同映画祭は、賞を競うコンペティション部門のある映画祭としては、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大規模の権威ある映画祭になります。近年は、立て続けに日本映画が受賞しており、日本と縁が深いと注目されている映画祭です。

さらに瀬々監督は、昨年のベルリン国際映画祭後初の監督作となり、はやくも海外から期待されています。また、本作は開会式後の8月19日にプレミア上映を予定しており、監督・キャストが出席するかは調整中です。
今後の『アントキノイノチ』にご注目頂けたら幸いです。

■第35回モントリオール世界映画祭(Montreal World Film Festival)
【開催日程】2011年8月18日(木)〜8月28日(日)

【出品部門】ワールド・コンペティション部門

<モントリオール世界映画祭 近年の邦画受賞作品について>
・2006年『長い散歩』奥田瑛二監督(グランプリ受賞)
・2008年『おくりびと』滝田洋二郎監督(グランプリ受賞)
・2008年『誰も守っておくれない』君塚良一監督(脚本賞受賞)
・2009年『ヴィヨンの妻』根岸吉太郎監督(監督賞受賞)
・2010年『悪人』李相日監督(主演女優賞受賞)

【コメント】

●岡田将生
『素直に「嬉しい」の一言につきます。嬉しいです!』

●榮倉奈々
『海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。
携わった皆の愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に
見てもらえる事、嬉しく思います。』

●瀬々敬久監督
『今の日本の現実の中で「生きること」とは何なのかと考えながら
作った映画なので、まず最初は日本の観客の皆さんに観ていただくことが
一番だと思っていましたが、こういう機会をいただいたからには、
この映画を通して世界の人たちと想いを共有できることを願っています。』

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執筆者

Yasuhiro Togawa