妻夫木聡主演最新作、この秋注目の話題作、アクション・エンターテイメント映画『スマグラー おまえの未来を運べ』.で4年ぶり日本映画出演となる安藤政信が華麗なアクションを披露している。

主人公は25歳のフリーター砧涼介(妻夫木聡)。彼は役者の夢に挫折した上に、多額の借金まで背負ってしまう。ある日、借金返済のために闇の運送屋(スマグラー)に放り込まれる。それは、とてつもなくやばい依頼物の運搬と処理。仕事仲間や依頼主、強烈なキャラクターをもった裏社会のプロたちに囲まれて、真剣に生きることを手放してきた男がいやおうなしに味わう、生死をさまようほどのスリル。「もう、逃げてばかりはいられない!」絶体絶命のピンチを前に一人の男が始めて自分の足で立ち上がるとき、ある奇跡が起こる。
永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり等、実力派俳優演じるアクの強いキャラクターと石井克人監督のスタイリッシュな映像で、誰も見たことない、爽快感溢れるアクション・エンターテイメントに昇華させている。

そして安藤政信が演じるのは、チャイニーズマフィア最強にして伝説の殺し屋「背骨」。その名のとおり、背中に大きな背骨のタトゥーをもち、ヌンチャクと素手で裏組織を全滅させるほどの強さをもつ男だ。安藤政信の端正な美貌と鮮やかなアクションは本作の大きな魅力のひとつ。その姿は冷酷なまでに美しい。また、堪能な中国語も必見。安藤は’09年に陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『花の生涯〜梅蘭芳〜』に出演したのを機に、活動のフィールドをアジアに拡大。主演中国映画が今年中国、北米、東南アジアなどで公開。そして満を持して、4年ぶりに日本映画出演となる。石井監督も本作で強烈な印象を残す「背骨」役は安藤しかいないと熱烈なオファーのもとに出演が決定!スタイリッシュな映像に定評のある石井監督はアクションシーンにハイスピードカメラやCGを駆使し並々ならぬこだわりを見せている!

また、安藤政信は「石井監督の映画は初監督作品から観ていて、広告も「SkyperfecTV」のCMなど好きで、石井監督のファンでした。この映画への出演を決めたのは、彼の才能に包まれたかったからです。身体づくりに関しては、強く美しい曲線を背骨には求められました。そして、アクションと中国語も、石井監督からは相当厳しく求められるんだろうな、と思っていましたから、出演を決めてすぐに、徹底して自分を追いこみ取り組みました。
石井監督の撮るアクションシーンは、ファントムカメラを使用し、筋肉や髪1つ1つの動きが美しく、芸術性を感じました。」と石井監督へ絶大な信頼をよせ、本作への出演に挑んだ想いを語った。

石井克人監督からも「安藤氏とは 何年か前に僕らの事務所がまだ原宿にある時に、ふらりと遊びに来まして、何を話したかは忘れましたが、すごく繊細な人って印象を受けました 『キッズ・リターン』の続きみたいな印象で、まだ始まってねえよ感がゆらゆらありました。けど、なんか始まったら絶対やる人だなって感じがしていたので、なんかいい役やってもらいたいなって当時思ったのも 覚えています。『スマグラー』を作ることになって 背骨を安藤氏でと考えた時、これはもう任せるしかないなって思いました 繊細に見えるけど始まったら誰も止められないパワーが出そうだと感じがしたので。役作りに関しては見た目のディテールとかは絵を描いたりして伝えましたが、後はお任せしました 安藤氏も僕も喋るのが苦手なので 結果は観てのお楽しみですが、撮影中すごいキャラを作ってきたもんだと僕は背骨(安藤氏)を観て毎日感動してました。僕は基本、男とはハグしないのですが、ある背骨のアクションシーンを撮った後、若干泣きそうになってしまい、思わずハグしてしまいました。彼は素晴らしい役者です。言葉で伝えるのは、とても難しいですが、本当に素晴らしい役者だと思います。この役をきっかけに安藤氏の中で何かが始まってくれたら とてもうれしく思います。」と確かな手ごたえを感じている様子。

背中に背骨の刺青のある「背骨」演じる、安藤の鍛えぬかれた美しい体の写真を初披露!
石井監督のスタイリッシュな映像で舞う安藤の華麗なアクションはファンならずとも楽しみだ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa