高畑勲、宮崎駿をはじめ、世界のアニメーション作家に決定的な影響を与えたアニメーション界の至宝フレデリック・バック。2011年夏、東京都現代美術館でその作品と波乱万丈の人生を、およそ1000点もの展示作品で紹介する「フレデリック・バック展」が開催されます。
世界初のスケールとなる、この展覧会開催期間中、アカデミー賞受賞作「クラック!」「木を植えた男」を含む珠玉の短編4作品が現在劇場公開中です。
これにちなみまして、7月15日(金)19:15の回上映前にトークショー、7月16日(土)19:15の回終了後には短編特別上映会として、今回の上映プログラム以外の短編5作品を一挙上映いたします。4作品だけではもの足りない!というファンの皆様、ぜひお集まりください。
高畑勲監修による、新字幕・ニュープリントでお届けする本作、この機会にご高覧くださいませ。

稲本正さん×竹下景子さんトークショー
日時: 7月15日(金)19:15の回上映前
ゲスト: 稲本正さん(オークヴィレッジ代表)、竹下景子さん(女優)、
中島清文さん(ジブリ美術館館長)

オークヴィレッジ代表として飛騨高山で木工品の制作をしながら、NPO法人「ドングリの会」代表として日本で木を植え続けてきた稲本正さんと、幅広い社会貢献活動を続けられている女優の竹下景子さんをお迎えし、『木を植えた男』をはじめとするバック作品の魅力を語っていただくと共に、バック氏のメッセージでもある”木を植える”という活動について、実際に植樹活動を行っているお二人の生の声をお聞きしたいと思います。進行役は、映画の配給を手がけるジブリ美術館館長の中島清文さんにお願いいたします。

フレデリック・バックの短編特別上映会
日時: 7月16日(土)19:15の回上映終了後
※この上映は、当日19:15の回をご覧になるお客様が引き続きご参加いただけます

1.アブラカダブラ(1970年/約9分)
2.神様イノンと火の物語(1972年/約10分)※デジタル上映
3.鳥の誕生(1972年/約10分)
4.イリュージョン?(1975年/約12分)
5.タラタタ(1977年/約8分)

荒涼とした大地に、
ひとつひとつ 木を植え続けた男がいた。
そこはやがて、緑あふれる森になった。
フレデリック・バックの映画 『木を植えた男』『大いなる河の流れ』『クラック!』『トゥ・リアン』
7月2日29日(金)12:30/14:45/17:00/19:15

神保町シアター
(千代田区神田神保町1-23 TEL:03-5281-5132  http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/

執筆者

Yasuhiro Togawa