2005年一流のハリウッドスターが出演していないにもかかわらず、異例の大ヒットを飛ばした映画『きみに読む物語』。まだ記憶に残る方も多いだろう、その原作者のニコラス・スパークスの新作「きみを想う夜空に」は、世界で最も読まれた恋愛小説(06)に選ばれ、出版前から映画化権取得競争が繰り広げられていた。今年最も活躍した女優といってもいいアマンダ・サイフリッド(『マンマ・ミーア!』『赤ずきん』)、『G.I.ジョー』の肉体派俳優チャニング・テイタムという今をときめく二人を主演に迎え、監督には『HACHI 約束の犬』『ショコラ』など人間ドラマに定評のあるラッセ・ハルストレムという最強の布陣で製作されたのが本作『親愛なるきみへ』だ。

全米公開時には、世界中で社会現象にもなった『アバター』を1位の座から引きずり落とすメガヒットとなった。劇場には多数の女性が行列をなし、異様な光景が繰り広げられていたという。
全米で『きみに読む物語』を超え、1,300万人を動員した。そんな本作の公開が9月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開されることが決定した。それに伴い今回解禁されたポスタービジュアルは、雨の中キスを交わそうとする主演の二人。まるで花火の火花のような幻想的なそのシーンをみるだけで二人のドラマを垣間見ることができ、ぐっとくるビジュアルに仕上がっている。

本作『親愛なるきみへ』は2週間の休暇で帰郷した米軍特殊部隊に所属するジョン(チャニング・テイタム)と、女子大生のサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)が海辺で出会い、恋に落ちるところから始まる。しかし、ジョンはすぐに戦地に赴かなければならず、二人は離れ離れになってしまう。
そんな中、二人は手紙を送りあい、心を通わせていく。数ヵ月後に再会するのだが、ある事件がきっかけでジョンは再び戦地へ向かうことに。その後も文通をする二人だが、ある日サヴァナから届いた手紙は、別れの手紙だった。打ちひしがれ、自ら激しい戦地での任務を志願したジョンが、数年後、故郷へ帰還して初めて知った、手紙には決して書かれていなかった事実とは・・・。という続きが気になってしょうがない内容になっている。これから夏が本格化し、恋愛モードが高まってきそうだが、『親愛なるきみへ』のように一生一度の恋にあなたも出会えるかも!?一足早く本作を見た女性のコメントとしては「恋がしたくなった」という意見が多数見受けられ、この秋、どっぷり恋愛モードに浸りたいあなたに絶対お勧めの一本!!

映画『親愛なるきみへ』は9月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49379

執筆者

Yasuhiro Togawa