本名の太田雅子で日活の青春スターとしてデビュー。「日本残侠伝」マキノ雅弘監督が命名、改名以来、梶芽衣子は唯一無二の女優として揺るぎない存在感でオーラを放つ。『野良猫ロック』ずべ公の「ファッション」、「女囚さそり」復讐のヒロイン松島ナミの「目力」、『修羅雪姫』鹿島雪の「凄み」、『曽根崎心中』お初の「妖艶美」。あげればすべての作品においてその役は梶芽衣子でなければならなかった。女優生活45年歌手としてもソウルフルな歌声で31年ぶりのオリジナルアルバム『あいつの好きそなブルース』をリリース。ぶれることのない、そのスタイルの全てが惚れ惚れする、かっこいい梶芽衣子の魅力に浸かりたい。

上映作品(2本立て)

7/16(土)〜7/19(火)
涙くんさよなら(1966年/日活/カラー/82分) 青春ア・ゴーゴー(1966年/日活/白黒/93分)

7/20(水)〜7/23(土)
日本残侠伝(1969年/日活/カラー/95分) 縄張(シマ)はもらった(1968年/日活/カラー/95分)

7/24(日)〜7/27(水)
新宿アウトロー ぶっ飛ばせ(1970年/日活/カラー/86分) 反逆のメロディー(1970年/日活/カラー/84分)

7/28(木) 7/29(金) 7/31(日) 8/1(月) ※7/30(土)休映
修羅雪姫(1973年/東宝/カラー/97分) 修羅雪姫 怨み恋歌(1974年/東宝/カラー/89分)

8/2(火)〜8/5(金)
無宿(1974年/東宝/カラー/97分) 曽根崎心中(1978年/東宝/カラー/112分)

8/6(土)〜8/9(火)
女番長野良猫ロック(1970年/日活/カラー/80分) 女囚701号さそり(1972年/東映/カラー/87分)

8/10(水)〜8/13(土)
ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年/東映/カラー/91分)女囚さそり 第41雑居房(1972年/東映/カラー/89分)

8/14(日)〜8/18(木)
仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年/東映/カラー/100分) 女囚さそり けもの部屋(1973年/東映/カラー/87分)

8/19(金)〜8/22(月)
やくざの墓場 くちなしの花(1976年/東映/カラー/96分)女囚さそり 701号怨み節(1973年/東映/カラー/87分)

8/23(火)〜8/26(金)
鬼平犯科帳 劇場版(1985年/松竹/カラー/105分) わるいやつら(1980年/松竹/カラー/129分)

執筆者

Yasuhiro Togawa