注目インディーズ映画監督たちによる映画祭「映画太郎 Vol.1」を、シネマート六本木にて6月23日〜27日に開催!

< 映画太郎とは? > 
自主興行しない限り、なかなか上映される機会のないインディーズ映画。しかし、商業作品に負けずとも劣らない、多くの人の目にふれられるべき映画はたくさんある。そんな映画を集め、上映する目的で始めた映画祭。国内外問わず各映画祭やコンペで受賞・入選した作品やインディーズ界で話題となった作品を中心にセレクトしている。
前回、原宿キネアティックにて開催された「映画太郎 Vol.0」では、インディーズ映画ファンのツボをつくセレクトで好評を博し、同映画館の最多動員記録となる414名の来場を記録し(開催期間:5日間)、大成功を収めた。そして今回、さらに強力なラインナップを従え、映画太郎 Vol.1」が開催される。

公式HP http://d.hatena.ne.jp/EIGA_TARO
公式ツイッター @eiga_taro

見どころ① カンヌで上映された現役女子大生の短編映画が日本初上映!

今年5月に行われた第64回カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門で上映された田崎恵美監督『ふたつのウーテル』が日本で初上映! 同部門に日本作品が選ばれたのは、村山英治監督『Noh Drama』(1966)以来、実に45年ぶりの快挙。残念ながら受賞は逃したが、カンヌを熱気に包んだという。ちなみに、監督の田崎恵美はお茶の水女子大学に通う現役女子大生。
その他にも女性監督の台頭がめざましく、前作『賽ヲナゲロ』でぴあフィルムフェスティバル2010に入選した天野千尋監督『チョッキン堪忍袋 』がハンブルグ日本映画祭での上映を経て日本初上映!大阪CO2映画祭で選考委員特別賞&女優賞をW受賞した今泉かおり監督『聴こえてる、ふりをしただけ』、成城大学映画祭で見事グランプリを獲得した磯谷渚監督『わたしの赤ちゃん』も見逃せない。

見どころ② 話題のインディーズ監督 × 異色キャストのコラボレーション

昨年末から『たまの映画』、『終わってる』(青春Hシリーズ)と立て続けに商業作品を手がけ、若手監督の中でも今最も注目されている今泉力哉監督。彼の最新短編『堀切さん、風邪をひく』が劇場初公開となる。キャストには、Zipperなどで活躍中の人気読者モデル・青柳文子、人気コミック『アフロ田中』の映画化(主演:松田翔太、佐々木希)で商業監督デビューを控えている松居大悟が顔を並べている。
また、「映画太郎 Vol.0」での上映をきっかけに、前作『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』がテアトル新宿で2週間レイトショー公開することとなった加藤行宏監督。彼の最新短編『善人』には、「さよなら人類」で一世を風靡した“たま”の元メンバー・石川浩司が出演!俳優としては、『害虫』(主演:宮?あおい)以来実に9年ぶりの映画出演。その他にも『婚前特急』で杏と夫婦役を演じた吉岡睦雄、『温厚な上司の怒らせ方』(テレビ東京)の碑文谷教授でおなじみの薄井伸一などが顔を並べ、バラエティ豊かなキャスティングになっている。

見どころ③ すでにメジャーで活躍している監督のインディーズ作品!

前作『ユリコのアロマ』(出演:江口のり子、染谷将太、原沙央利ほか)が好評だった吉田浩太監督の最新短編『シチューとパーマ』をはじめ、『シンク』『スラッカーズ』の村松正浩監督最新作『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』と前作『兄兄兄妹』の2 本立て上映も注目だ。
また、石井克人監督に見出され『茶の味』で俳優デビューして以来、『グミ・チョコレート・パイン』『色即ぜねれいしょん』『あぜ道のダンディ』など出演作が続く森岡龍も監督として参加。ぴあフィルムフェスティバル2008、2010に入選を果たし監督としても注目を集める彼の最新作『フランソワな昼』は必見だ!

この他にも、様々な特集上映に招待され、一部でカルト的な人気を博している幸修司監督『ダークシステム』や、『PASSION』『The Depth』で東京フィルメックスの観客を沸かせた濱口竜介監督の過去作『Friend of the Night』、大阪CO2映画祭でグランプリを獲得した三宅唱監督『スパイの舌』も上映。三宅唱監督は、中学三年生の時に撮ったという『1999年』も同時上映が決まっており、この機会にしかお目にかかれないレアな作品は必見です!

「映画太郎 Vol.1」 開催概要

日時:6/23(木)〜6/27(月)
上映時間:14:00/16:45/19:30
場所:シネマート六本木(http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/
料金 1回券1000円(当日券のみ)、3回券2000円

Aプログラム
今泉力哉『堀切さん、風邪をひく』
今泉かおり『聴こえてる、ふりをしただけ』

Bプログラム
村松英治『ひねくれてもポップ』
工藤渉『君とつきあえなくて、僕はかなしい』
伊参スタジオ映画祭10周年記念特別作品(オムニバス)『ISM』

Cプログラム
小林でび『おばけのマリコローズ』
加藤行宏『善人』
金子雅和『復元師』

Dプログラム
幸修司『ダークシステム』
森岡龍『フランソワな昼』
磯龍介『入所』

Eプログラム
吉田浩太『シチューとパーマ』
濱口竜介『Friend of the Night』
天野千尋『チョッキン堪忍袋』
磯谷渚『わたしの赤ちゃん』

Fプログラム
三宅唱『1999年』
三宅唱 『スパイの舌』
久保田誠『気楽な商売』
平波亘『アイネクライネ・ナハトムジーク』

Gプログラム
村松正浩『兄兄兄妹』
村松正浩『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』
田崎恵美『ふたつのウーテル』

タイムテーブルなど詳細は、公式HPへ。
http://d.hatena.ne.jp/EIGA_TARO

執筆者

Yasuhiro Togawa