アカデミー賞®ノミネート『ベルヴィル・ランデブー』から7年。
フランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本を元に、鬼才シルヴァン・ショメが詩情豊かに描く、儚くもあったかい人生の物語。

『ぼくの伯父さん』をはじめ、生涯にわずか6作品を監督し、今なお世界中で愛され続けているフランスの喜劇王ジャック・タチ。彼は、「FILM TATI No. 4」という娘に捧げた1本の脚本を遺していた。半世紀にわたりフランス国立映画センターで眠り続けていたこの幻の脚本に息吹を与えたのは、長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で一躍脚光を浴びたシルヴァン・ショメ監督。本国フランスで100万人以上を動員する大ヒットを記録し、世界33カ国以上で公開され、各国の映画賞を総なめにした前作に続き彼が挑んだのは、前作とは正反対の、シンプルにして、しかし豊潤な、ひとりの時代遅れの手品師の美しい物語。タチのエスプリ、そしてショメが創造したノスタルジックで美しい映像世界が見事融合し、永遠に心に刻まれる物語がここに誕生した。

三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー『イリュージョニスト』
2011年10月8日(土)発売
DVD:3,990円(税込) / ブルーレイディスク:4,935円(税込)

公式サイト:http://disney-studio.jp/product/index.jsp?cid=1118&pid=30000000002774

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49000

執筆者

Yasuhiro Togawa