5月7日からシネマサンシャイン池袋・新宿バルト9はじめ全国で絶賛公開中の『星を追う子ども』ですが、韓国での劇場公開が決定いたしました。

韓国の映画配給会社AONE ENTERTAINMENT(エーワン・エンターテイメント社)による劇場公開は8月上旬に100館規模での劇場公開を予定しており、ミニシアター邦画で、(韓国での)100館公開は異例の規模となっています。

『ほしのこえ』のデビューからDVD発売により韓国のファンを着実に獲得し、前作『秒速5センチメートル』で初めての劇場公開を2007年6月に3館で行った新海監督は、今回100館の劇場公開で韓国のファンにアピールします。

また本作は7月20日〜24日に韓国ソウルで開催される国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)公認のアニメとコミックの映画祭第15回ソウル国際マンガ・アニメーションフェスティバル(SICAF)のオープニングフィルム作品にも決定。過去、SICAFでは2005年には新海監督の『雲のむこう、約束の場所』が長編部門の最優秀作品を受賞し2007年には『秒速5センチメートル』がオープニングフィルルムに選出されていて、監督ゆかりの映画祭に凱旋訪韓も予定されています。

SICAFでの上映にあわせて、韓国ソウルアニメーションセンターにて新海誠作品の原画展示など公開にあわせてPRも予定。
海外での人気も高い新海監督の『星を追う子ども』海外展開の第一歩として韓国劇場公開となります。

【韓国公開に関して新海監督も下記コメントを寄せています】
サブカルチャーがお互いに深く影響を与えあっている韓国で、『星を追う子ども』がどのように受け入れられるのかとても興味深いですね。アニメーションという表現手段と生死を考えるというテーマ、それらは普遍に届くはずだと信じて待ちたいと思います。

また国内でも好評公開中の『星を追う子ども』ですが、順次公開劇場の公開日も発表で引き続き公開されるとともに、メイン館のシネマサンシャイン池袋では6月9日(木)、6月16日(木)に『星を追う子ども』スペシャルナイトと題し週替わりでゲストをお呼びして、『星を追う子ども』の新しい魅力を発見するイベントも開催。6月7日(火)には新宿バルト9でのティーチインも開催予定。

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執筆者

Yasuhiro Togawa