3月に79歳でこの世を去った“リズ”ことエリザベス・テイラーの偉業を回顧。
銀幕を圧倒した美貌を堪能する代表作2作品を追悼放送。

戦後のハリウッドを代表する女優で“リズ”の愛称で知られたエリザベス・テイラー。彼女が3月23日ロサンゼルスで、
79歳で逝去。アカデミー主演女優賞を2度も受賞し、世界中の映画ファンに親しまれた米映画界の黄金期を引っ
張った希代の大女優でした。

CS放送ザ・シネマでは、謹んでご冥福をお祈り申し上げるとともに、彼女の功績をたたえ、“世界一の美女”といわれた美貌が冴える代表作2作品を放送する特集「追悼、エリザベス・テイラー」を6月18日(土)ほかでお送りします。
特集では、米国の国民的小説を映画化し、当時の人気女優が四姉妹役で出演。彼女のブレイクのきっかけとなった『若草物語』と、テイラーの心の友、孤高の二枚目俳優モンゴメリー・クリフトと競演した『陽のあたる場所』を、映画史に残る名作を紹介する「赤坂シネマ座」枠のスペシャル版として放送。
『若草物語』では、テイラーは三女エイミー役を好演、彼女の少女時代の圧倒的なまでの可憐さが、フィルムに焼き付けられている。『陽のあたる場所』は、自滅的な人生を生き若くして亡くなったハンサム・スター、モンゴメリー・クリフトが、女性関係で身を滅ぼす青年を好演した悲劇。テイラーは、富豪の娘で美貌のヒロインを演じた。二人は、この共演がきっかけで長い友情を育むことになり、恋仲との噂も立った当時の大ヒット作。

『若草物語』
6月18日(土)7:45〜10:00
※再放送:6月24日(金)8:30〜11:00
南北戦争時代のアメリカ。父親が戦場へ赴き、マーチ家の四姉妹と母親は慎ましく暮らしていた。ある時、隣家の富豪のもとに彼の孫息子ローリーが越してくる。男勝りな次女ジョーは彼と親しくなる。やがてローリーはジョーに、彼の家庭教師ブルックは長女メグに好意を抱くが…。
『陽のあたる場所』
6月18日(土)10:00〜12:30
※再放送:6月24日(金)6:00〜8:30
貧しい環境に育ったジョージは成功した叔父に見出され、叔父の経営する水着工場で働き始める。
社内恋愛は禁止であったが、同僚女性アリスと恋に落ちる。しかし経営者の一族である彼はやがて昇進し、パーティーで富豪の娘アンジェラと出会い惹かれるジョージ。そしてアリスの妊娠が分かると、次第にアリスが重荷になってきて…。

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執筆者

Yasuhiro Togawa