ウォルト・ディズニー・ジャパン㈱のスタジオ・エンターテイメント部門であるウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、ブラッド・ピット&ショーン・ペン共演、テレンス・マリック監督作品『ツリー・オブ・ライフ』を8月12日(金)より全国ロードショーいたします。

1973年に監督デビュー以来、38年間で僅か4本を発表したのみという伝説の映画監督テレンス・マリックの最新作となるこの作品は、5月11日より開催される第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式参加することが4月14日に発表されました。

カンヌ映画祭のハイライトというべき同部門には、世界各国から19本の映画の参加が決定しています。稀代の映像作家であるテレンス・マリックのこの新作は昨年から世界の主要映画祭への参加が噂されていましたが、5月27日の全米公開の直前となるカンヌ映画祭で世界初披露されることとなりました。テレンス・マリック作品としては監督賞を受賞した78年の『天国の日々』以来32年ぶりのカンヌ参加となりました。ペドロ・アルモドバル、アキ・カウリスマキ、ラース・フォン・トリアー、さらに日本の三池崇史、河瀬直美ら錚錚たる顔ぶれが揃った今年のコンペ作品の中でも、早くもひときわ注目を浴びており、大本命の一本と目されています。

この作品でのもう一つの注目は主演兼製作を務めたブラッド・ピット。1950年代の中部テキサスに生きる一家の厳格な父親を演じ、その実力をいかんなく発揮しています。映画監督として公の場に一切出てこないテレンス・マリックの代弁者として、そして作品を背負う製作者としてカンヌのレッド・カーペットに登場する予定となっています。さらに、ブラピ演じる父親の長男の成長した役にショーン・ペン、ブラピの妻役に新鋭ジェシカ・チャスティンが出演。カンヌでどんな豪華な顔ぶれが揃うかも注目されます。
ハーバード、オックスフォードに学び、マサチューセッツ工科大学で哲学の教授を務めた1943年生まれのテレンス・マリック。ブラッド・ピットの強力なサポートを得て製作された『ツリー・オブ・ライフ』はテキサスに暮らす5人の一家の40年にわたる物語を通して、「生きるということ」や「家族」など人間の根源を余すことなく描きます。この世界的な超話題作を、ロバート・デ・ニーロを審査委員長とするカンヌの審査員がどう評価するか、5月22日の発表まで世界が注目しています。

8月12日(金)丸の内ルーブル他全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa