全国に60劇場496スクリーンを展開している株式会社ワーナー・マイカルは、ウシオ電機グループ企業との連携により劇場のデジタル化を進めることを決定いたしました。
具体的には、2012年2月末をめどに、劇場のプロジェクターをフィルム映写機から、デジタルプロジェクターに入れ替えていきます。

これにより、お客様には、公開から日数が経過しても、劣化しない鮮明な画質や優れたサウンドをお楽しみいただけることはもとより、スポーツイベントや音楽コンサート(オペラ、ミュージカル)などの多彩なコンテンツ映像(AC:Alternative Contents)を大きなスクリーンと迫力のある音響設備を用いて楽しんでいただけます。すでに、ワーナー・マイカルでは141スクリーンにデジタルプロジェクターを導入しており、多くのお客様に、映画以外のコンテンツをご体験いただいております。
またデジタル化により、不正コピーを防止するための暗号化が厳格化し、海賊版行為の抑止力になること、フィルムの廃棄処分がなくなることで環境への配慮も実現します。

デジタルプロジェクター等、導入する機器については、ワーナー・マイカル創業時からの機器購入先であるウシオ電機グループの「クリスティデジタルシステムズ」社製の機器を中心に導入します。また、機器のメンテナンス業務についても、同グループのメンバー企業である「ジーベックス」社に委託することといたしました。また、今回の導入にあたっては、ウシオ電機と、世界的なデジタルシネマソリューションプロバイダである「GDCテクノロジー」が共同で構築した「デジタル化促進プログラム」を利用いたします。

<ワーナー・マイカル 社長ミラード・L・オゥクスのコメント>
「今回の取り組みで、お客様には映画館での鑑賞をよりすばらしいものとしてお届けし、
質の高い、引き込まれるようなエンターテインメントをご体験いただくことができます。」

■ウシオ電機株式会社:
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、東証6925)は1964年設立。露光装置用、シネマプロジェクタ用、データプロジェクタ用などの各種放電ランプのほか、各種照明用、OA用ハロゲンランプなどを取り扱っています。また、自社製ランプを組み込んだ各種光学装置も製造販売し、数多くの製品が高いマーケットシェアを獲得しています。社員数は海外連結子会社含み約4,700名、連結売上高は1,190億円。(数字は2010年3月期、億円未満切捨て) http://www.ushio.co.jp

執筆者

Naomi KannoNaomi Kanno