人類が消失した世界を描く、鬼才ブラッド・アンダーソン監督の最新サスペンス『リセット』。

初日を迎えたシアターN渋谷で、上映後観客が衣服を残して忽然と消え去る異変が発生した。

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「リセット」は、世界規模の停電とともに人類が消失した世界で、偶然生き残った年齢も人種もバラバラの4人がなんとか消失を免れようともがきながらも’人類消失の謎’の核心に迫っていく物語。

映画冒頭にある、映画館で爆笑していた満席の観客たちが、一瞬の停電後衣服のみが座席に残されているシーンさながらに、上映が終わったシアターNの劇場内では、観客の衣服だけが残されている異常な光景があった。

次回上映のためにやってきた観客たちは、座席に残された衣服の数々にあっけにとられ、引き返そうとしたり衣服を調べたり、何が起こっているのか飲み込めない様子。

主演ヘイデン・クリステンセンのファンで埼玉から駆けつけた間宮礼子さん(仮名)は、
「知らずに入ってきたのですごくびっくりしました。人間が服だけ残して消えてしまう話だというのはわかっていたのでとても不気味です。」

また、週末は大抵シアターNにやってくるという都内在住の黒部進さん(仮名)は
「自分も映画を観ている間に消えちゃうんじゃないかと想像しそうで怖いね。今から観るのになんてことするんだよ。」

と、結局配給会社側が仕掛けたこのドッキリを楽しんだ様子。

本作『リセット』は、お披露目となったトロント国際映画祭でも、下記のような評判を得ている話題作。

「アイ・アム・レジェンド」から「ザ・ロード」までの要素を含み、ここ数年で人気のアポカリプス・スリラー映画ファンを惹きつけることだろう。 —SCREEN DAILY」

「空間を操るマスター、ブラッド・アンダーソンが健在であることが証明された。—Best-Horro-Movies.com」

「見事に編み出した驚くべきシチュエーションに4人の絶望したヒーローたちを迎えた快作! —Reel Film Reviews」

ぜひ、あなたもスクリーンでこの人類消失の謎に迫ってみて欲しい。

2月5日(土)より、シアターN渋谷ほかにて全国順次公開!

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執筆者

Naomi Kanno