江口洋介&蒼井優初共演、『60 歳のラブレター』『半分の月がのぼる空』の俊英・深川栄洋監督最新作として注目を集める『洋菓子店コアンドル』。悲しい過去を秘めた元・伝説のパティシエ十村(江口洋介)と、恋人を追って上京してきたケーキ屋の娘なつめ(蒼井優)。二人が出会った街角の洋菓子店には、美味しいケーキとたくさんの人生に溢れていた——この冬、幸せのひとくちに心が温まるビター&スイートな感動作。2 月11 日(金・祝)全国ロードショーとなります。

本作の製菓総合監修を務めたのは、神楽坂にあるアグネスホテル東京の直営パティスリー『ル・コワンヴェール』のパティシエ:上霜考二氏。劇中に出てくるほとんどのケーキはこの『ル・コワンヴェール』で販売されている。アグネスホテル東京では店頭に並んだケーキから好きなものを選んで楽しむことができるケーキ引換券付きの公開記念宿泊プランも展開している。(http://www.agneshotel.com/news/newslist.php?cat=001#496

TOSHI YOROIZUKA オーナーシェフ・鎧塚俊彦氏、ル パティシエ タカギ オーナーシェフ・高木康政氏など、有名パティシエからも「パティシエの苦悩や喜びをうまく表現している」と絶賛された本作。実際にケーキの監修を務めた上霜氏に話を聞くと「上手くいかない自分に苛立ったり、難しい先輩が居たり、厳しくも優しいお客様が居たり、気難しい先生が居たり。共感できるところがたくさんありましたね。見習いとして働く蒼井優さん演じるなつめがなかなか上達しないところとかは“そうだよ、そんなに簡単じゃないんだよ”と観ていて嬉しくなりました(笑)。ウチのお店で売っているケーキも、そのほとんどが仕込みを含めて1日以上かかる。それだけ手がかかっているっていうことなんですよ。全ての商品は作品だと思って作ってますので、その作品を美しいまま撮影して頂けたのは嬉しかったです。」とコメント。パティシエならではの苦悩や喜びが描かれている作品としながらも上霜氏は「この映画で描かれているのは、実はパティシエに限ったことだけでなく、社会人としての苦悩や喜びともイコールな気がします。そういう意味では、この映画にはどんな方も共感する部分があるのではないでしょうか。映画を観たらケーキが食べたくなると思うので、是非神楽坂へ遊びに来てください。」と語った。

パティシエという職業の華やかで可愛らしいイメージとは裏腹に、幸せを人々に提供する彼ら自身の人生にも苦悩と努力があり、ケーキを作ってみんなに幸せを感じてもらうためには、まず作る自分自身が幸せだと思える事の大切さを描いている本作。「洋菓子店コアンドル」のもうひとつの主役であるスイーツを楽しみたい方は神楽坂のアグネスホテル東京 直営パティスリー「ル・コワンヴェール」の<作品>に会いに行ってみては?

2月11 日(金・祝) 全国ロードショー

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48332

執筆者

Naomi Kanno