パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給、2011年3月18日(金)に日本で公開される、アカデミー賞受賞監督、ジョエル&イーサン・コーエンの最新作『トゥルー・グリット』(原題:TRUE GRIT)が、全米22日のクリスマスシーズンに公開された。

24日からの全米週末3日間の興行成績では、『トロン:レガシー』を抜き、さらにはコーエン兄弟の歴代作品No.1のオープニング興行成績となる2,560万ドル(3,047館)を記録する、全米2位のスタートを切った。今までの彼らの作品では、08年に公開された『バーン・アフター・リーディング』の1,912万ドルが最高だったが、それを遙かに上回る2人の新たな代表作となりました。

本作品は、ジョン・ウェインが悲願のオスカーを手にした『勇気ある追跡』のオリジナル原作をコーエン兄弟ならではのタッチで新たに映画化した作品でもあります。あの、スティーブン・スピルバーグも製作総指揮に名を連ね、そのコーエン兄弟の原点回帰とも集大成ともとれる美しい映像とドラマティックな演出は早くも最高傑作との呼び声が高い作品です。

現在、賞レースでも話題となっている『トゥルー・グリット』は、マスコミのみならず、一般の観客からも支持をされた結果となりました。客層は65%が男性で、その内、70%が25歳以上を占めており、まさしく大人が観る名作としての地位を確立しています。来年のアカデミー賞に向け、数々の賞戦線がスタートされているが、より本作への注目が集まるかたちとなっています。

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執筆者

Naomi Kanno