村上春樹による世紀のベストセラー小説を、松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子ら豪華キャストでトラン・アン・ユン監督が映画化した『ノルウェイの森』(12月11日より公開)。
この度、映画『ノルウェイの森』の世界観をiPhone/iPod touchで持ち歩くことができる、公式アプリ「てのひらノルウェイの森」が、AppStoreにて無料配信開始されました。
本アプリは、映画本編に登場する印象的な16の印象的なセリフが、どのような映像になっているかを見ることができるものです。セリフをタップすると、その写真が動き出し、映画本編の一部映像を独占で見ることが可能。この映像は予告編にも収録されておらず、映画公開前はここでしか見ることが出来ない映像となっております。さらに気にいったセリフを、ムービーURLつきでtwitterでツイートできる機能も備えています。

また、映画公開後(日時未定)には本アプリをダウンロードしたユーザー同士が楽しめる、“ある仕掛け”も用意される予定。

本アプリのディレクションを手掛けたのはは「SLAM DUNK 10 DAYS AFTER」「UNIQLO LUCKY SWITCH」などを手掛けた中村洋基(電通)。海外のAppStoreからもダウンロードが可能で、世界50の国と地域で公開される映画同様、世界各国の「ノルウェイの森」ファンにも、映画の世界感を楽しめる貴重なツールとなりそうです。

映画『ノルウェイの森』は主人公のワタナベの喪失と再生を描いた究極の恋愛物語を描いており、1987年に刊行され、単行本と文庫本を合せた国内発行総累計部数は1095万部を突破(2010年12月現在)、国内小説累計発行部数歴代第1位の記録を更新し続けている。海外でも36か国の言語に翻訳・出版されている他、第67回ヴェネチア国際映画祭・コンペティション部門にも正式出品されるなど世界中から注目度が高い。日本では11月23日(火・祝)に映画の舞台となった早稲田大学でジャパンプレミアで初披露され、その映像美と世界観に早くも絶賛の声が集まっている。

原作本発売から23年、時代を超えて映画化された『ノルウェイの森』。その普遍的な世界観、ラブストーリーがどのように受け止められるか。いよいよ11日(土)日本公開となる。

<「てのひらノルウェイの森」概要>
●利用料:無料
●利用可能端末:iPhone/iPod touch
●DL方法:「AppStore」よりダウンロード可能

※本アプリはiPhone/iPod touchで利用可能な『ノルウェイの森』公式アプリとなり、アップル社が提供している「App Store」より無料でダウンロード可能となります。

▼トラン・アン・ユン監督コメント
この映画の監督としては、自分の作品がこれほど丁寧に扱っていただけるというのは実に喜ばしいことです

▼「てのひらノルウェイの森」クリエイター 中村洋基コメント
このアプリを作るまえに、何回も映画を観ました。見れば見るほど好きになって、その理由はなんだろうと考えました。みんなも、同じ体験ができないだろうか、と考えました。
これはシンプルな機能のアプリですが、映画を観たくなります。映画を観た後、アプリに触れると、映画をもっと楽しめます。そのためだけに作られたアプリです。
映画とちがって、タダなので、ぜひダウンロードしてやってください。

●中村洋基(なかむら ひろき) プロフィール
株式会社電通 インタクティブ・クリエーティブ・ディレクター
Web技術から広告アイデアを考えるテクニカル・ディレクターとして、2002 年に電通へ。Web・モバイル技術と広告を連携させたキャンペーンなどを多数手がける。代表作は「SLAM DUNK 10 DAYS AFTER」「UNIQLO LUCKY SWITCH」など。ロンドン広告賞・アジア太平洋広告賞 Spikes Asia グランプリをはじめ、国内外200以上の広告賞を受賞。

▼公式サイトURL:http://www.norway-mori.com/
▼公式twitterURL:http://twitter.com/norway_mori2010

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執筆者

Naomi Kanno