2010年9月11日、広島——全国から集まった“介護バカ”たち。
じいちゃん、ばあちゃんと向き合い続ける日々が、古い世界をブッ壊す!
これが、21世紀の“静かな革命”。これからの100年の話をしよう。

自ら理想とする介護を実現しようと、若者たちが立ち上げた7つの施設・事業所の日常と、彼らが主催・出演したライブイベント「Love&Peace&Care 2010 inヒロシマ〜介護バカの集い〜」を記録したドキュメンタリー。

2010年9月11日、広島—— 20世紀と21世紀の歴史を象徴する、場所と日付に自らを“介護バカ”と呼ぶ若者たちが集まった。介護だけにとどまらず、歴史、文化、哲学と縦横無尽に繰広げられるトークセッション。人が老い、死ぬということと、日々向き合い続けている彼らが紡ぐ言葉は、新しい生き方、新しい価値観の創造を予感させる。そして、それを実践し、表現する彼らの日常・・・。監督は、『ただいま それぞれの居場所』で介護現場のいまと希望を描き、本年度文化庁映画賞「文化記録映画大賞」を受賞した大宮浩一。前作から、間髪入れずに製作・公開される映画『9月11日』には、21世紀初頭の、現在進行形の“静かな革命”が、なまなましく息づいている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa