11月20日(土)より公開中の大ヒットホラー映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』。
圧倒的な恐怖といわれる作品にふさわしく、劇場ではテレビCMや予告編で流れているようにお客さんの絶叫であふれかえっている。しかし、映画館では静かに映画を鑑賞することが暗黙の了解となっており、各劇場マナー広告というものを本編上映前に流し、上映中は携帯を切る・おしゃべりをしない・タバコをすわない・前の席は蹴らない、などの基本マナーを促しているのが一般的である。ホラー映画なので恐怖シーンで思わず声が出てしまうというのはしょうがないのだが、本作『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』上映時のお客さんのリアクションが異常なまでによく、劇場マナーとしては完全に逸脱しているため、シネマサンシャイン池袋では、特に「絶叫しながら『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』を鑑賞したい」というお客様のために「11月27日(土)、28日(日)の20:00の回のみ「絶叫シアター」と銘打ち、好きに叫びながら映画を見ていい!この回はものすごくうるさくても文句なしで!」という特別な回が設けられることが決定した。

前作『パラノーマル・アクティビティ』は135万円という超低予算で制作されたにも関わらず、全世界で180億円以上の興行収入を稼ぎ出し、社会現象となった作品。ここ日本でも興収6億円をたたき出し、最近4年間で最もヒットしたホラー映画となった。物語は、アメリカ・サンディエゴに住むカップルが、寝ている間に不可解な現象が起きているようなのでビデオカメラで一部始終を撮影するが、そこには衝撃の映像が映っていた、というもの。本作はその後日談で、2010年の東京を舞台に一軒家で暮らすアメリカ旅行から帰宅したばかりの姉・春花と、その弟・幸一の二人を中心に展開する。ある朝、春花が目覚めると、ベッドの脇に置いてあった車椅子が窓際に移動していることに気づく。春花は弟のいたずらと決めつけるが、幸一は自らの潔白を証明するためにビデオカメラで撮影することにするが、そこには衝撃の映像が映っていた・・・というもの。邦画でありながら続編である本作は前作の「パラノーマル・アクティビティ」よりも怖い!というリアクションが多く、絶叫必至となっているので、叫ばずには見られない!みんなで怖がりながら見たい!という方はぜひこの回に足を運んでみてはいかがだろうか?

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執筆者

Yasuhiro Togawa