独占密着を含む1000本を超える収録テープに記録された
AKB48の喜び、葛藤、成長、夢。
全力で走り続ける彼女たちの現在、そして未来をも描き出す、
ドキュメンタリーが誕生!

つぎつぎと記録を塗りかえては進化し続けるスーパーアイドルグループ、AKB48。その栄光の舞台裏に隠された、夢を追う少女たちの知られざる“成長と苦悩”を追ったリアル・ドキュメンタリー。5年前、観客はたったの7人という状態からスタートした秋葉原の弱小アイドルグループが、シングル100万枚を超すまでにブレイクした激動の2010年。突然の人気にとまどいつつも、自分を見失うまいと誓う初期メンバー。努力が形になって表れるその手ごたえに自信をつける次世代メンバー。そして、あこがれのAKB48に加入できたと思った直後、過酷な生存競争に茫然とする新入生たち…
…。選抜メンバーに選ばれて踊り出したいほどうれしくても、肩を落とす仲間を気遣うことで育まれてきた“絆”。雑誌の隅に自分の顔が載ったと言ってはよろこび、立ち位置が30cm下がったと言っては悔し涙を流す少女。いつ見せられるともしれない振り付けを黙々と練習する孤独なメンバーに、チャンスの女神は果たして降臨するのか?

—— 横浜アリーナ、代々木第一体育館でのコンサートをはじめ、シングル選抜総選挙、シングル選抜じゃんけん大会、そして海外での公演などなど、カメラはAKB48の歴史が凝縮されたこの一年間の全活動に完全密着。さらにメンバーの個人密着撮影を敢行し、ひとりの少女としての喜び、葛藤、成長、夢を、日常風景を通して描き出す。収録されたテープは1000本以上。AKB48の“現在と未来”、あなたもその目撃者となる!

秋葉原の劇場でAKB48 のステージを見た。踊る女の子たちと、声援を送る男の子たち。不意にこんなことを思った。
もし学校でこんなことが毎日繰り広げられていたらさぞや楽しいだろうと。いや日本中でこんなことが繰り広げられていたら。
久しく忘れていたが日本人は踊るのも歌うのも大好きだった。JPN 一億二千万。みんな彼女たちに続け!
もっと歌わないと。もっと踊らないと。もっと弾けないと。我ながら何を言ってるのか‥‥
いや、あながちバカにならないぞと、こんな時代だけにと、そんなことを思ったりする。
岩井俊二

AKB48 を目撃するということロスにいる岩井俊二監督にメールを送り、何とかお願いして撮っていただいたミュージックビデオ「桜の栞」は、それまでとは全く違うAKB48 でした。AKB48 というダイヤモンドの原石は、いろいろなクリエイターによって磨かれることが大切だと実感しました。そして、日々、成長するAKB48 をより多くのみなさんに目撃して欲しいという思いから、このドキュメンタリーは企画されました。僕も一人の観客として、今のAKB48 を目撃したいと思います。
秋元康

汗水垂らしてがんばるかわいい女の子たちが、同時多発的に夢を見て、現在進行形で進化していく姿を見ていると、もうそれだけで胸が熱くなります。そして彼女たちの未来に思いを馳せると「今この時に」それを体感できていることをとても尊く感じます。そんなAKB48 初めてのドキュメンタリー映画は、彼女たちの前に広がるいくつもの未来を見据えた「今」を描く作品にしたいと思っています。
寒竹ゆり

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48909

執筆者

Yasuhiro Togawa