1970年11月25日、三島由紀夫が割腹自殺を遂げた。
彼の死に衝撃を受けた活動家たちにより、鈴木邦男を中心にして結成されたのが新右翼団体「一水会」。

その「一水会」の国内外での活動を追った初めてのドキュメンタリー映画『ベオグラード1999』が異例の緊急劇場公開となるのを記念し、公開記念プレイベントをUPLINK FACTORYにて二夜連続で開催します。

第一日目となる11/24(水)は、ロードショーに先駆け『ベオグラード1999』を先行上映。
上映後は、社会学者の宮台真司氏をゲストに迎え、「90年代・天皇・そしてテン年代へ」と題したトークをお届けします。

90年代とはいかなる時代であったのか。天皇制とは何なのか。そして2010年代、すなわち「テン年代」に突入した今、それらが我々にいかなる遺恨を、そしていかなる希望をもたらしているのか—。ブルセラ援交、オウム事件によって社会に登場した宮台氏が、本映画を切り口に、近年あまり語ることの少ない自身のルーツを交えて、今あらためてその時代から現在についてをじっくりと語って頂きます。

そして、三島の命日にあたる第二日目の11/25(木)は、ゲストに吉増剛造氏をお迎えします。
詩人としてのみならず、先鋭的な個人映画、ポスト・ドキュメタリーの作り手として、近年はますます純粋映像としての身体を獲得しつつある、作家・吉増剛造。
『ベオグラード1999』の監督・金子遊がリスペクトし、その背中を追い続ける吉増氏をお迎えして、
一夜かぎりの映像の祝祭を開催いたします。この日限りの吉増氏の新作も上映。

どうぞお見逃しなく!
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ベオグラード公開記念イベント

vol.1 「90年代・天皇・そしてテン年代へ」
    ゲスト:宮台真司(社会学者)、聞き手:金子遊(『ベオグラード1999』監督)

◇開催日時:11月24日(水) 18:30開場/19:00開演
        ①『ベオグラード1999』上映(19:00〜)
        ②トーク「90年代・天皇・そしてテン年代へ」(20:30〜)

◇開催場所:渋谷アップリンク・ファクトリー
        東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階(Tel 03-6825-5502)

◇料金:予約¥1,800/当日¥2,000(共に1ドリンク付)

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vol.2 「一夜限りのHierog(ozo)lyphと 蟲が◎ています ようなciné」

◇開催日時:11月25日(木) 18:30開場/19:00開演
        ①プレトーク「風景から偶景( インシデント) へ」(19:00〜)
         ゲスト:淺野卓夫、中里勇太
        ②上映&パフォーマンス(19:30〜)
         ゲスト:吉増剛造
        ※この日は『ベオグラード1999』本編の上映はございません。

◇開催場所:渋谷アップリンク・ファクトリー
        東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階(Tel 03-6825-5502)

◇料金:予約¥1,300/当日¥1,500(共に1ドリンク付)

【ご予約方法】
このイベントへの参加予約をご希望の方は、
(1)お名前
(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]
(3)日付[11/24(水)or11/25(木)]
(4)住所
(5)電話番号
以上の要項を明記の上、件名を
「予約/『ベオグラード1999』公開記念「90年代・天皇・そしてテン年代へ」または
「予約/『ベオグラード1999』公開記念「一夜限りのHierog(ozo)lyph〜」として、
factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。

【詳細情報】
11/24(水) http://www.uplink.co.jp/factory/log/003778.php
11/25(木) http://www.uplink.co.jp/factory/log/003780.php

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執筆者

Yasuhiro Togawa