今年で15回目を迎える新藤兼人賞の最高賞である、金賞に呉美保監督が選ばれました。
新藤兼人賞は、現役のプロデューサーのみが審査員をつとめ、今後、この監督に映画を作らせたいといった観点から選ばれる日本で唯一の新人監督賞です。
過去には、橋口亮輔監督「ハッシュ!」、佐々部清監督「半落ち」、土井裕泰監督「いま、会いにゆきます」、中村義洋監督「アヒルと鴨のコインロッカー」などが金賞を受賞。現在、日本映画界で活躍している監督が受賞している栄誉ある賞です。そして、本年度は「オカンの嫁入り」で呉美保監督が選ばれ、ご本人の喜びのコメントが届きましたので、ご報告させていただきます。

呉美保監督コメント
「受賞のお知らせを頂いたのが、ちょうど故郷伊賀での公開が始まる前日で、家族や地元の方々と喜びを分かち合うことが出来ました。このような栄誉ある賞を頂けましたのは、この作品に関われた全ての皆様のおかげです。本当にありがとうございました。」

本作品で呉監督は日本映画を支える一人として、今後の作品に期待が寄せられること間違いありません。
11月13日に故郷である、ジストシネマ伊賀上野での凱旋舞台挨拶でも満員になり、「オカンの嫁入り」も日本中を感動に包み、まだまだ、大ヒット公開中です。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48401

執筆者

Yasuhiro Togawa