この度、ロック界を代表するアーティスト、大黒摩季、吉川晃司がユニットを結成し、作詞:大黒摩季摩季、作曲:吉川晃司、そして二人によるWボーカルで、12月18日から劇場版「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat. スカル MOVIE大戦CORE」の主題歌を担当することが決定致しました。
 今回の劇場版の主演は吉川晃司。「仮面ライダーW」に登場した「仮面ライダースカル」を演じていきます。そして、コラボレートするのが、現在放送中のテレビ番組「仮面ライダーオーズ/OOO」の主題歌を担当する大黒摩季。映画でも仮面ライダースカルとオーズがコラボレートしておりますが、楽曲もライダーに負けない最強のコラボレートになっております。今回、二人は初共演ですが、初めてとは思えないほど意気投合し、新たな大ヒットの予感を感じさせるユニットになっております。
 大黒摩季は「デビューの前から吉川晃司さんは憧れの存在で、今日も一緒にいて小躍り踊るほど緊張している」という程高揚し、片や吉川晃司も「前から好きな歌もかなりあって、詞の作り方を学んで、女心を勉強させてもらいました」とお互いをリスペクトし、お互いの信頼感も完璧な状態。
 大黒摩季はこの楽曲の制作を持って活動休止へとなっていく中、「毎日休止するのをやめようかと思うときもありますが、新しいことに挑戦したまま休めるから、幸せだと思います。」とこの楽曲にこめる思いは最高潮になっております。
このロック界を代表する二人のアーティストがコラボレートした楽曲にぜひご注目ください。

劇場版「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」概要

タイトル: 未定 / 吉川晃司×大黒摩季
作詞:大黒摩季 作曲:吉川晃司 
2010年12月15日発売!
CD+DVD AVCA-29882/B ¥1,890(税込) DVDにはミュージッククリップを収録 
CD     AVCA-29883  ¥1,260(税込)

劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE 』
2010年12月18日より全国東映系で公開!
主演:吉川晃司、他

吉川晃司の出演役柄 鳴海荘吉/仮面ライダースカル 役

『オーズ&ダブル feat.スカル」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

吉川晃司コメント

これまで、ユニットをやると聞いて、一緒に飲んだくらいで直接の接点はあまりなかったんですが、共通のミュージシャンも
多いし、僕も彼女の曲を結構持っています。
これまで仮面ライダーでは、2曲担当して作曲してるけど、
(※劇場版「仮面ライダーカブト」GOD SPEED LOVE 主題歌「ONE WORLD」、
「仮面ライダーW」挿入歌 「Nobody’s Perfect」)
映画の主題歌は映画のキーワードとシンクロするように書いたり、前作は男の生き様を歌ったものだったけど、今回の楽曲
は、オーズとスカルを集約したものにしようと思ってます。
そこは二人でコミュニケーションを取っていかないといけないと思ってます。
ただ、自分だと昔から見ていたり、今回は出演しているところで、すでに世界に入ってしまっているから、客観的には見れな
い部分もあるので、逆に大黒さんの俯瞰した目線が普遍性が高くなった世界が出てくると思います。
仮面ライダーに出演の話を頂いた時、ライダーになれると言われて断る理由なんて全くなかった。むしろ、40代で本当に変身していいんですかと聞いたくらい。8月に公開された映画で、SOPHIAの松岡君がライダーになると決まった時も、俺のと所にメールが来たくらいで仮面ライダーは男にとってのヒーローなんだよね。
俺は、普段は早起きして、その辺のご老人より早いくらいだから番組を朝見てるけど、すごくドラマ性が高くて僕も前作のWから感じていて、愛と勇気にあふれている。子供の頃は、表面的な完全懲悪でしか見れなかったのですが、今改めて思うのは、実はハードボイルドな面もありますよね。現在の生きている世界と違い、北方健三さんの三国志の世界ではないですが、仮面ライダーもまさしく現代ではまらない世界観を、過去やSFの世界観がミックスした仮面ライダーの世界の中で男性が突っ張って生きる環境が表現できる気がします。
トレンディドラマだとありえないと思ってできないことも、時代劇「織田信長」に出演した時と一緒で、時代が変わったり、変身したからこそのものがあるんですよ。でも、それを大黒摩季さんが女性の世界観からみた言葉を聞くと、それは刺激になりますね。
だからこそ、男女とか問わず、難しいですけど、普遍的なものを探していきますが、メロディもわかりやすく、でもパワフルで勢いのあるものにしたいと思ってます。
大黒摩季さんのCDはたくさん持ってますが、彼女の曲の作り方も学びたいと思いましたね。普遍性の高いものがあるし、うまいなぁと思っていて、好きな歌も結構あるんです。あと、特に女子の気持ちを歌った歌は、「なるほど!女子はこう考えているんだ!」と考えさせられるものがある曲もあるんだよね。でも、その聞いた歌詞をプライベートで活かせているかは別だけど。笑
前回飲んだ時は、すごくいい感じのクールな感じのかっこいいお姉ちゃんってイメージだったのが今日会ったら、しおらしくなってて「なんだか、あれ?」って感じですよ。でも結構面白いんですよ。話題もボキャブラリーも持ってて。でも、そんな年齢も変わらないんですけどね。
女性とちゃんとしたコラボは初めてだから、ものすごい楽しみですね。
大黒さんが言ったように、昔はロックはテレビにでない。テレビにでるのは歌謡曲みたいな時代で、不思議だった。日本の美意識とかオリジナルな枠組みあったけど、そんな中、自分は器の小さい世界観はやめましょうよと思ってましたけど、大黒さんは同じ感覚を持っていたから安心できるね。
この後、活動休止に入るみたいだけど、この仮面ライダーの制作現場は情熱を感じるから、アーティストも燃えますよね。今までの現場とはちょっと違う雰囲気。
だから、アーティストとしてはまだまだやり残しがあるまま休養に入る方が素敵だよね。
彼女が素晴らしいのは、変に小さくまとまる感じではないので、やれることはやっておいて、アーティストではなく、女性の新しいステージに臨んでいく姿は、ファンも戻ってくる時が楽しみだし、いろいろなものを抱えながら、このかっこいい姿やキップのよさを見て、彼女にあこがれてるのだと思います。これから、楽曲制作やミュージックビデオや楽しみながらやっていきたいです。
彼女が最短で1年半後とかに戻ってきたら再会を楽しみにしたいなと。
ちなみに、大黒さんなら女性ライダーもありだと思うよ。酔拳みたいに晩酌して変身するライダーとか笑
時代劇をやるなら、着流しとかいいねぇ。似合いそう。それなら牡丹の刺青とかしてくれないかな。笑

大黒摩季コメント

吉川晃司さんは、私がアマチュア時代から聞いていた、憧れの大スターです。もう軽いマニアですから。(笑)主演していた映画も番組もチェックしてました。私のツアーのメンバーと吉川晃司さんのバンドメンバーが一緒の方が何人かいて、確か、4年前の武道館のツアーの打ち上げで最初お会いしました。私がアルバイト時代に、コンプレックスのツアーのバイトにもぐりこんで興奮していたほどで、もう一方的に知ってました。
今回、私は作詞を担当しますが、話を急に頂いたもので、弟と一緒に見ていた仮面ライダー1号の時代から、今回まで仮面ライダーを見ることがなく、むしろ女の子だから、キューティーハニーとかを見ていたくらいなので、今は、男の子が永遠に憧れている仮面ライダーの世界を取り違えることがないように必死に勉強中です。歌詞の世界も、吉川晃司さんが言っていたように全部に通じる共通のテーマを入れたものを考えてます。今の時代、当たり前のことが当たり前でなくなっているので、普遍的なものを追い求めていく曲にしようと思います。
仮面ライダーオーズ/OOOの主題歌を担当することが決まった時、「なんで大黒なんだ」と言われるくらい周りのミュージシャンからやっかみのメールがから多数来ました。(笑)改めて、男性陣にとってのヒーローなんだと実感しましたね。
普段、テレビだと朝に起きれないから、夜に晩酌しながら見ているんですが、もちろん、母親になったら朝見ようと思います。
記者会見で初めて仮面ライダーオーズ/OOOを見てかっこいいなと思っていたんですが、女性は強い男性に守られたいという願望があるから、今の主人公も見た目は弱い感じけど、生きる強さがあって、なんかトレンディドラマ風にテレビを見ています。男性のヒーロー像がどう変化しているかまでは分からないけれど、すごく素晴らしいヒューマンドラマです。
女性としては、今流行の草食男子も必要だけど、やっぱりハードボイルドな男性に振り回されたいと思う気持ちもあって、仮面ライダーは、いろんなキャラクターの人たちが出ているんですよ。たとえば、悪い人にも悪い理由があるのが、すごいんです。だからも見ているお母さんたちや女性にとっても、いろんなタイプの男性がいて結構おいしいドラマなんです。
私は1話ごと何度か見直しているんだけど、1回目は勢いで全体を見ていて、作った人たちの狙い通りに泣いたり笑ったりさせられてますが、(笑)2回目に見る時は、主人公とは違うキャラクターの感情に目を向けてみると、さらにヒューマンドラマが詰まっていてびっくりさせられます。私は女性ですからやっぱり男の子の闘争心とかをうまく表現できないから、自分なりの表現をしていきたいですね。みなに共通するものを探したい。
男性のファンから、よく「女性の本音を教えてくれてありがとう」って言われるんです。たとえば、彼女が聴いている姿を見て、気になって男性が聴いてみたら、歌詞の意味がよくわかった。とか言われたりしましたね。私は、日々のぼやきや自分へのメッセージを書いているので。でも、男性への文句が中心かな。(笑)
私が「別れましょう私から 消えましょうあなたから」を書いた時は、男性からいい女だとほめられましたけど。(笑)
吉川さんは昔からの憧れの存在です。ユニットを作るに辺り、前に会った時はお酒を飲んでいたから勢いがあったんだけど、
今日はしらふだともう憧れの存在ですから、緊張していて目を見てしゃべれないです。小さくなってますね。小黒ですよ。(笑)吉川さんがデビューされた頃は高校生でしたがまるで違う星の人だと思ってました。
当時はロックと歌謡曲は別の世界にありましたが、一般人とロッカーやJ-ポップとロックがつながっていなかった時、それらをつなぐ吉川さんがデビューされて、ときめいてました。
私も小さい時からロックをやっていたけど、いわゆるロックの世界観に入りきれず、ポップなロック、人前で歌えるロックを考えたときに、吉川さんに影響を受けて、吉川さんの音楽のルーツをたどっていくほどでしたし、楽曲の研究もしましたね。
私から見たら奇才でした。もう、コラボ前だからほめ倒してます。(笑)
だから、今回一緒に写真撮影(アーティスト写真、ジャケット写真)をして、決めカットを取っていましたが、足元は実はカズダンスを踊るほど嬉しくて舞い上がっていて小躍りしてました。
これまで、ユニットというユニットはなくて、他のアーティストとデュエットしたことはあるけど、アーティスト写真を撮ったり、ミュージックビデオとかを作ったりしてないから、制作陣も熱いから、いい曲を作ろうとどんどんとアイディアが出てくるので、神輿の上にのっかっていて、こんなに熱い現場は最近ないから本当に今回は楽しみです。
このユニットは、活動休止前にできてよかったです。痛んで弱ってフェイドアウトするというのがいやで、自分で自分の終りも始まりも決めて、背筋をぴんとして休みたいと思って活動しているので、今更ながらライブのアベレージもあがって、休みたくないっていう気持ちがどんどんと強くなって、思わず「帰りたくない」とメディアやファンの前で言ってしまった。
けれど、成長途中でやり残しがあった方が戻りたいと思うので、製作もライブも自分でやりたいことを出し切ったので、今回のお話をいただいて、新しいことに挑戦したまま休めるから、幸せだと思います。
一体どこで休止なの?といろんなところで言われるのですが、毎日、「休止を辞めようか」と思うけど、自分で決めたことだし、自分で覚悟してるから二言はないですね。
この前、ノーベル賞を受賞された方々の報道で最近見たんですけど、「今更青臭いですが、夢を追い続けないと高みにはいけない」とおっしゃっていて、熱い現場でクオリティを上げるために痛気持ちいい感じが続いていて、今まさに高みに上がっていける感じがします。よくぞ本当に活動休止ぎりぎりまでスケジュールを入れられてますが、スタッフもあきらめないでいれてくれました。遠慮がない現場に支えられて頑張っていけます。
休養から復帰したら、演技したことないけど、次は絶対に仮面ライダー本編にも喫茶店のおばちゃん役とかで出たいです。悪役顔だからライダーは無理ですね。(笑)
それなら吉川さんと一緒に時代劇に出たいな。でも、私、着物が似合わないんですよね〜。(笑)

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執筆者

Yasuhiro Togawa