東野圭吾原作の最高峰「白夜行」が、来年2011年1月29日に公開が決定いたしました。
原作は、1997年に集英社、小説すばるにて約2年間連載され、1999年8月に単行本として発売し、累計約200万部を売り上げた、長編ミステリー。
主演の唐沢雪穂役には、『誰かが私にキスをした』や、大河ドラマ「篤姫」などで多くのファンを持つ堀北真希。本作では、並はずれた美貌を持つウラ側で、底辺からのし上がる為に自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる、究極の悪女、“雪穂”役を熱演し、新境地を開いている。一方、雪穂に献身的な愛を捧げる桐原亮司役には、『BANDAGE』や『ソラニン』、『おにいちゃんのハナビ』など今年映画出演が6本を数える若手実力派、高良健吾が選ばれた。そのナイーブさで、亮司の抱える根本的な諦観と絶望、そしてかすかな希望を繊細に体現した。
また、監督は、『狼少女』でデビューし、『60歳のラブレター』で日本中の涙を誘い、作品のオファーが途切れない33歳の若手監督・深川栄洋。その他のキャストは、船越英一郎、戸田恵子など実力の俳優陣が決定しております。

【宣伝プロデューサー・夏目苗子のコメント】
「堀北真希さんが、今まで見せたことのない役どころだということを印象つけたかったのと、雪穂と亮司の関係を「光と影」というイメージで打ち出したかった。また『殺したのは心』というコピーは、2人に何があったのかという言葉の表現を作ることで、より2人の世界が広がる様にと思いました。インパクトのあるビジュアルに出来上がったと思っています。」

【作品概要/ストーリー】
大阪の質屋で、店主が殺された。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま、事件者は容疑者の自殺をもって一応の解決を見る。 が、担当刑事の笹垣だけは腑に落ちない。暗い瞳をした美貌の少女と、哀しい眼をした物静かな少年—— 容疑者の娘である西本雪穂と、被害者の息子である桐原亮司の姿が、いつまでも目蓋の裏を去らないのだ。 やがて、成長した雪穂と亮司の周囲に、不可解な事件が立て続けに起こる。 そして笹垣は思い至る。
——白夜のようにあてどのない世界を、互いの息遣いのみを頼りに生きた、 雪穂と亮司の確かな愛の存在に。
人は、生まれながらに与えられた運命を乗り越えることが出来るのか? 人は、愛だけを頼りに、こんなにも残酷になれるのか? 人が人を理解するということはどういうことか? 累計約200万部の東野文学の最高峰、ついに映画化!

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執筆者

Yasuhiro Togawa