2010年に公開された台湾映画として、本国台湾では最高動員数を記録し、第83回アカデミー賞外国語映画賞に台湾代表作品として選定された『モンガに散る』が、12/18(土)より、シネマスクエアとうきゅう他にてお正月全国順次公開する運びとなりました。

1980年代、台北一の歓楽街・モンガ。商業の中心地として繁栄しながらも、黒社会の抗争が絶えないこの街を舞台に、極道の世界に染まっていく若者たちの友情と絆、そしてそれぞれに待ち受ける哀しい運命を、疾走感溢れる映像とエモーショナルな演出で描いた人間ドラマ『モンガに散る』。台湾では、2010年旧正月(2月5日)に公開され、初日興行収入が『アバター』を抜く大ヒットスタートを切り、台湾映画としては歴代1位を記録しました。また、本年度最高動員記録(2010年9月現在、台湾映画として)を樹立しており、第83回アカデミー賞外国語映画賞に台湾代表作品として選定されるなど、数々の快挙を成し遂げています。舞台となった実在の街・モンガ(現在は「万華」と称される)は一躍人気観光名所となり、昨年台湾でブームとなった『海角七号/君想う、国境の南』を超える社会現象を巻き起こした話題作です。監督は、『ビバ!監督人生!!』以来2作目となるニウ・チェンザー。主演は、人気ドラマ「ハートに命中100%」で大ブレイクを果たしたイーサン・ルアンと、ドラマ「ブラック&ホワイト」でF4のヴィック・チョウとダブル主演を務めたマーク・チャオという若手人気実力派俳優の2人。『モンガに散る』での演技が、ジョン・ウー監督やピーター・チャン監督に絶賛され、次回作へのオファーが検討されているほど。共演は、『海角七号/君想う、国境の南』のマー・ルーロンと『九月に降る風』のリディアン・ヴォーン、『一年之初』のクー・ジャーヤンと、ベテランから若手まで実力派俳優が顔を揃えております。

★ジョン・ウー監督
「イーサン・ルアン、マーク・チャオの自然でリアルな演技が素晴らしい!」
★ピーター・チャン監督
「イーサン・ルアンの演技にスターの誕生を感じた」
★ホウ・シャオシェン監督
「ニウ・チェンザー監督は今後10年の台湾映画界を担う監督になるだろう」

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執筆者

Yasuhiro Togawa