第34回モントリオール世界映画祭で6日夜(日本時間7日)、授賞式が行われ2011年秋に銀座テアトルシネマほか全国順次公開となるスペイン映画『Paper Birds(英題)』(配給:アルシネテラン)が、First Films World Competition部門で観客賞を受賞した。スペインの代々伝わる芸能一家出身で、TVプロデューサーや作曲家としても活躍するエミリオ・アラゴン監督は、今回が映画監督デビュー作。スペイン内戦下のマドリッドを舞台に、妻子を亡くした喜劇役者と、戦争孤児の交流を描く、心温まる作品。本国スペインでは3月12日(土)に公開され、ヒット作の一つとなっている。

エミリオ・アラゴン監督は、9月16日より行われるラテン・ビート映画祭でのオープニング上映に合わせ、出演女優のカルメン・マチ(『ボルベール<帰郷>』、『抱擁のかけら』)との来日が決定。上映時には舞台挨拶が予定されている。

『Paper Birds』は2011年秋、銀座テアトルシネマほか全国順次公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa